渋谷シニア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 06:34 UTC 版)
「最後は?ストレート!!」の記事における「渋谷シニア」の解説
御角が所属する全国でも指折りの強豪チーム。 御角 威斗(みかど たけと) 睦月そっくりの顔と体格をしている中学1年生。予定にない食事の誘いに応じない、女子との交友を不純なものととらえているなど、ストイックな一面を持つスポーツマン。大河に一方的にライバル視されている。元々野球の白服として千刻学園に入学する予定だったが学校側が自分と睦月を間違えてしまい落ちたと言う父親の言葉を信じ、自分と顔が似ていたために何の才能も持たないのに白服になってしまった睦月のことを不憫に思っており、彼に対して野球から離れるように勧めている。しかし、対戦後は尋ねてきた睦月の練習メニューを考えてあげたり、渋谷戦での内容を評価し、野球を続けるべきだと言うなど、多少は認めたような発言をしている。その一方で狛江より伝えられた「白服に選ばれたのは間違いなく睦月で御角は白服から落とされた」という言葉から「絶対に負けたくない相手」として意識するようになる。実は睦月の母親と自分の母親は双子の姉妹であり、睦月とは従兄関係。顔や姿が瓜二つなのはそのことが原因だが、本人も睦月同様知らなかったため、聞かされて驚いていた。 ポジションはピッチャー。右投右打。1年生にして強豪渋谷シニアのエースの座に君臨し、早くも高校野球界が獲得競争を始めるほどの天才快速投手。相手打者によって力加減をする投手であり、千刻シニア相手では大河以外には全力で投げることはしない。15歳以下の野球世界大会(U-15)に12歳ながら日本代表に選出され完封勝利を記録するなど十分に実力を見せつけている。この試合は国内のメディアでも取り上げられ、更なる注目を浴びる。その後、大会の決勝戦でノーヒットノーランを達成し、日本代表の優勝に貢献した。 中学卒業後に睦月と共に平輪学園に進学し、Wエースの一角として春夏5連覇の立役者となる。高校卒業後に阪神にドラフト1位指名され、入団4年後には大黒柱となっている。 千葉 航平(ちば こうへい) 渋谷シニアに所属する中学2年生。渋谷シニアの司令塔でもあり、地区予選の序盤では監督に代わってチームの指揮を執る。「プロになる」という高い目標で野球をやっており何となくで野球をやっている睦月に対して素質は認めるが負けるわけがないという絶対の自信を持つ。新チームからはキャプテンとなり曲者揃いの渋谷シニアを纏め上げる。特に御角、稲城双方を黙らせることができる唯一の存在。 ポジションはキャッチャー。右投右打。御角からも全幅の信頼を受けており、御角が投げるときは必ずマスクを被る。監督に代わって指揮を執る場合、御角が投げる試合でしか出場することはないが渋谷シニア本来の5番打者。大和や稲城のように一発があるわけではないが塁上の走者を確実にホームへ還す実力の持ち主。動揺した投手を一言、二言で完全に落ち着かせるなど攻守において渋谷シニアの柱と言える選手。御角からは慶より数段上のキャッチャーという評価を得ている。 10年後はオリックスに入団。一軍80試合に出場している。 大和 虎太郎(やまと こたろう) 渋谷シニアに所属する中学2年生。渋谷シニアの4番バッター。物事を「軽い」、「重い」などの言葉で表現する癖がある。 ポジションはサード。右投右打。マスコットバットでさえ「軽い」と言い放つパワーを持つパワーヒッター。プロ野球選手並みと称されるスイングスピードを持っているため、同じパワーヒッターである大河達が弱点としている変化球の見極めを容易にこなせる確実性を持っている。パワー、確実性どちらをとっても中学No.1バッターとの呼び声高い。相手投手の球を認めたときにその認めた球を芯で捕らえた時の感触を直に感じる為、バッティンググローブを外す癖がある。千刻シニアとの試合では祝監督の作戦を実行せずとも見事に睦月を打ち崩しているが、コールドを決めた満塁ホームランに投げた球に関しては「久しぶりに重い球を打った」と自分なりの賛辞を述べている。御角同様15歳以下の野球世界大会(U-15)に日本代表として出場しており、中学2年生ながら日本代表の4番を任されている。 10年後は日本ハムに入団。首位打者を獲得している 目黒 勇樹(めぐろ ゆうき) 渋谷シニアに所属する中学2年生。渋谷シニアのリードオフマン。睦月や慶、御角同様体格は小柄。性格は子供っぽく、睦月とは一緒にゲームをするほどの仲。 ポジションはセンター。右投左打。打率5割超を叩き出す天才的なミート力と盗塁成功率ほぼ10割を誇る俊足に加え、千刻シニア戦で睦月からホームラン性のファールを放つなどパンチ力も兼ね備えるシニア屈指のアベレージヒッター。横沢高校の枡形からは"化物の類"と評されるなど、高校野球関係者からの評価も高い。 10年後はDeNAに入団。セ・リーグの新人王及び盗塁王を獲得している。 稲城 奏(いなぎ かなで) 渋谷シニアに所属する中学1年生。父親は一流のプロ野球選手。リトルリーグでチームが世界大会に出場した為、ゴードンカップが終了した後にチームに加入した。中性的な顔立ちで女子人気も高い。御角からは「奏」と呼ばれている。練習や試合の遅刻は当たり前で通常の選手であればとっくにレギュラーを剥奪されているが、類稀な才能を持つ為、不問にされている。それでも、野球に対して真摯に取り組む御角からは良く思われておらず、度々挑発してはチーム内に不穏な空気を漂わせる。 ポジションはショートだが大和がいない場合はサードを守る。右投左打。U-15の世界大会に出場している大和に代わり4番に入った試合では全ての打席でヒットを打ち3試合で打率10割という驚異的成績を残し周りからも天才と称されるバッター。華奢な体ではあるがパワーもありチーム内紅白戦では変化球無しという条件ではあるが御角からホームランを放っている。普段は人当たりが良い好青年だがファンの女子から貰ったプレゼントを「ポケットに入らない」という理由でそのまま捨てたり、顔付近への投球をした投手を狙ってライナーの打球を当てるなど冷酷な面も持っている。しかし、実際は無意識の内に野球を純粋に楽しんでおり、それを千葉に指摘されてからは前述の行動は控えている。 10年後は早稲多大学に入学しており、大河と共に大学ビッグ2として名を広め、ドラフト会議にて父親と同じヤクルトに1位指名されている。
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