海外からの評価
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「しまなみ海道サイクリングロード」の記事における「海外からの評価」の解説
ここで台湾でのサイクルツーリズムのノウハウを持ち、日本国内でスポーツサイクル販売を強化しようとしていたジャイアント社が参入する。その創業者である劉金標(キング・リュー)は台湾での自転車ブームの火付け役であり、その後オランダ・中国と走破し、そして日本を走りたいと思っていた。愛媛中村知事が直接売り込んだことでしまなみ海道を走ることになり、2012年5月劉は来日し同社CEO羅祥安(トニー・ロー)や台湾の財界人、愛媛中村・広島湯崎両県知事とともに走破した。劉が走り絶賛したことでしまなみ海道はサイクリンクコースとして世界的に知られるようになる。同様に羅や2017年から劉に代わってジャイアント董事長となった杜綉珍(中国語版)(ボニー・ツー)も評価し、更にジャイアントは販売店を今治・尾道に出店し、系列の旅行社Giant Adventureは訪日台湾人向けにサイクリングツアーを主催した。 NPOシクロツーリズムしまなみによると、急激にサイクリストが増えたのは2013年ごろであるという。サイクリストが増えた要因には2014年から始まった国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」の影響もあると考えられている。 2013年『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』(フランス版)は一つ星評価でShimanami-Kaidoを初めて掲載した。2014年CNNは「7 best bike routes in the world」の一つとしてしまなみ海道を選定した。ロンリープラネットは2015年9月版『Lonely Planet Japan』にて1ページにわたり特集記事を組み、2016年発行『EPIC BIKE RIDES of the WORLD』にてCycling the Seto Inland Sea(Japan)として選定した。 2014年には日月潭サイクリングコースと姉妹自転車道協定を結んでいる。これにより台湾サイクリスト協会との関係を深めた。2017年スカイスキャナーは「世界で最も美しいサイクリングルート8選」としてしまなみ海道・日月潭をともに選定した。 こうして海外のツーリストがしまなみ海道を評価しそれに伴ってインバウンド需要が急増し、それが跳ね返る形で日本国内で評価されだしてサイクリストの聖地と呼ばれるようになった。2018年報道によると、外国人観光客は台湾からが最も多く、香港・アメリカ・オーストラリア・フランスと続く。日本の地方自治体が直接ジャイアントと交渉してタイアップし世界に向けてサイクルツーリズムを売り出した例はしまなみ海道が事実上最初のことであり、この成功ののちに琵琶湖一周「ビワイチ」や東北被災地振興「ツール・ド・東北」などが続いている。 2016年度スポーツ文化ツーリズム大賞を受賞している。また2016年自転車活用推進法成立、2018年政府がサイクルツーリズムの推進による観光立国を掲げナショナルサイクルルート構想が進められた背景にはしまなみ海道での成功によるところもあり、全国他のサイクルルートもしまなみ海道をモデルケースとして整備が進められている。2019年には国土交通省からナショナルサイクルルートとして正式に指定を受けた。 一方で悪戯の発生もみられ、2019年9月に何者かにより大量の画鋲が撒かれ、30台以上の自転車のタイヤがパンクする被害が出た。広島・愛媛両県警が器物損壊や道路交通法違反の容疑で捜査を行っているが、被疑者の検挙には至っていない。
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海外からの評価
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2017年版「旅行・観光競争力レポート」では日本は総合4位であり、同レポートの全90項目中、9項目で世界1位の評価となっている。トリップアドバイザーによる2014年版「旅行者による世界の都市調査」では、東京が世界1位と発表されている。アメリカ合衆国の観光雑誌「トラベル・アンド・レジャー(英語版)」は、「World Best Award」の都市部門で、2014年と2015年、京都市を1位に選出した。 2014年12月21日、CNBCが報じたホテルズドットコムの集計結果によると、アジア太平洋地域の都市別人気順位で、1位は東京、2位は大阪、10位が京都となっている。世界経済フォーラムによる2017年の旅行・観光競争力ランキングで136カ国中スペイン、フランス、ドイツに続く4位の観光大国に変貌した。 2019年、USA Google 今年の検索 [ Trip to...]分野でモルディブに続き2位を記録した。
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