氷狩家
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日渡怜(ひわたり さとし) 声 - アニメ:石田彰 / CD:関智一 中学生ながらに警察のダーク捜査の総司令。14歳。既にオリーバー大学を首席で卒業。丹羽家とは代々因縁のある「氷狩家」の最後の生き残り。日渡警視長に養子として引き取られたため「日渡」の姓を名乗っている。丹羽家とは対立しており、最初は騙すつもりで大助に近づいていたが、彼の優しさに触れ、のちに個人的な友情を抱くようになる。ダークにもそれほど悪感情は抱いておらず、公平な賭けをしたり利害が一致した際には協力関係になる事もある。梨紗のことは大助の時同様騙すつもりで近づいたが、行動を共にするうちに好意を抱くようになる。体内にはクラッドというダークの半身(というより、二つで一つのもの)が存在するが、大助とダークのように信頼と言ったものはなく忌み嫌っている。母親は氷狩理緒(ひかり りお)。現父に対してはあまり良い印象を持っていない。 氷狩の一族の呪いにより短命であり、それほど時間が残されていない。だが大助がいてくれたおかげで先祖や丹羽の一族を憎まずにいられたと思っている。そのため大助のことをとても大切に思っている。一度丹羽家に来た際、昔から相手をなんとも思わない実家の面々とは雲泥の差とも言える丹羽家の親切さに触れ、家族の暖かさを感じ取った。 彼の私生活は質素極まりないもので、ダークに「地味すぎる」と言われた。 クラッド〔Krad〕 声 - アニメ:草尾毅 / CD:松野太紀(A Legend of Vampaireのみ) ダーク・マウジーの半身。ダークとは対照的に黒い翼ではなく、白い翼を持つ。そのためメディアからは「白いダーク」と呼ばれている。丹羽家とは因縁があり、ダークのライバルである。翼主(テイマー)である日渡の体を蝕もうとしている。故に「天使の顔して悪魔だ」とダークに称される事もある。一度ならず大助を殺そうとした事がある。アニメでは冴原や原田姉妹に危害を加えるなど冷酷さが強調されている。ダークは丹羽家の男子にしか覚醒しないが、クラッドは女性でも覚醒する(日渡の母親である理緒の時にも覚醒している描写がある)。 氷狩の祖の最後の美術品「黒翼」の半身。黒翼完成の最後の儀式の失敗により、吹き込むはずだった魔力が暴走、「呪い」という形で氷狩に宿った「もう一人の自分」。短命の呪いによって氷狩を一族抹殺の道に追い込んでいる。彼が翼主の負担になるにもかかわらず躊躇なしに魔術を行使するのは、ここに理由がある。 アニメでは日渡の養父とよく手を組む描写があり、そのため日渡には原作以上に忌み嫌われていた。 名前の由来はダーク (Dark) の綴りを逆にしたクラッド (Krad) 。 桧尾みお(ひお みお) 声 - 川田妙子 アニメ版オリジナルキャラクター。大助のクラスに転入してきた女の子、アメリカから帰国したらしく英語が入り乱れた奇妙な日本語を話す。性格は天真爛漫、自分勝手かつ破天荒。本人曰く大助に一目惚れしたらしく、大胆にかつ積極的に大助にアプローチを仕掛けてくる。周りの状況を無視した破天荒な行動が影響して梨紅に注意される事もしばしばあった。その正体は一時的に仮の命を与えられた人形。ある儀式によって大助の命と引き替えに本当の人間としての命を得ることが約束されていた。しかし大助の優しさに触れた結果、他人の命を奪って人間としての命を得る事に疑念を抱き、最終的には断念・消滅してしまう。最終話では原田姉妹の導き手となる重要な役割を担った。 日渡(ひわたり) 声 - 小山力也 日渡の養父。26歳だが警視長に就いており、最高幹部候補と噂されている。怜がダークを担当している(総司令に着任できた)のは彼の権限によるところが多い。アニメでは黒幕として暗躍しており、黒翼を使って世界征服を目論んでいた。しかしみおに阻まれた挙句ダークとクラッドの自己犠牲により野望を絶たれ死亡。 朗らかな顔で笑みを絶やさないが、裏の意味があることも見て取れる。クラッド同様、大助を卑劣な手で陥れようとすることが多い。文化改革のことを「芸術のわからない人間の愚かしい行為」と批評している。 素性が一切不明な作中で最も謎の多い人物。怜にすらも「本名も経歴も全く知らない」と言われることもあった。大昔に彼に酷似した氷狩家に仕えるブローカーがいるが、真相は定かではない。 氷狩深青(ひかり ふかみ) 怜の先祖の1人。天才だが頑固で神経質な上にぶっきらぼうな性格。上述の通り頑固者だが、使用人の優と出会い、心を開くようになる。優が大世と出会い、親密になっていくことに不安を覚え、一度は閉じ込めるが、最終的には彼女の意思を尊重し男らしく身を引いた。 優(ゆう) 深青に使える使用人の少女。耳が遠いため、よく失敗をやらかしていた。深青に忠誠を誓っていたが、大世と出会い、2人の間で心が揺れる。最終的には大世を選び、彼と結ばれた。
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日渡のいる一族。ただし、最後の生き残りである怜が日渡警視長に養子として引き取られたため、氷狩一族の名は途絶えている。代々芸術家を営む一族であり、美術品に関しては天才的なセンスを持つ(怜は一度だけ見た大助の絵を、ダークが驚くほどの精度で書き直している。日渡曰く「贋作は訳ない」)。丹羽家と敵対している。
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