歴史と呼称とは? わかりやすく解説

歴史と呼称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 23:55 UTC 版)

下駄」の記事における「歴史と呼称」の解説

履物下駄起源田下駄であるとする説がある。田などで使用されたと考えられるこのような道具は、紀元前3,000年前中国浙江省寧波市の慈湖遺跡からも出土している(ただし慈湖遺跡の出土品は歯のない板状のもの)。足の保護水田湿地での沈み込みを防ぐため使われとみられる道具は、日本では弥生時代登呂遺跡静岡県)からも出土しており、同様の履物20世紀まで使われ続けた地域がある。 農具ではない履物としての下駄5世紀桓武山ノ花遺跡静岡県浜松市)や鴨田遺跡滋賀県長浜市)から出土しているが、鼻緒素材どのようなものを使っていたかは不明である。 室町時代から江戸時代にかけて支配者層中心に下駄使われるようになったが、庶民一般履物となったのは江戸時代後半地域江戸大坂などに限られていた。 かつては普段着洋装下駄を履く場合もあり、男子学生ファッションとして崩れた洋服学生服)などに下駄を履いていることをバンカラ呼んだ日本下駄が最も普及していたのは機械化による大量生産進んだ昭和30年代頃とされている。1940年代からゴム製の履き物登場し売り上げ落ち始め戦後アメリカナイゼーションモータリゼーション等で廃れたが、1960年代まで洋服下駄履きで遊ぶ男児珍しくなかった呼び名成立戦国時代推測されるそれ以前は「足下(あしした)」を意味するアシダ」と呼称され、漢字は「足駄」など様々な字があてられていた。「アシダ」は上履き下履きを問わなかったが、これを下履き限定した語が「下駄」である(「駄」はアシダの略)。 海外では木版を使う下駄にあたる履物古代エジプト中東アジア一部ヨーロッパで使用されていた。東南アジア東アジアでは、稲作を行う南方地域広く使用されており、鼻緒のある下駄日本中国南部一部少数民族東南アジア使用されてきた。田下駄のように大きめの板に通した紐に、足を引っ掛けていたもので、後に発達する下駄」のルーツ同様の系譜考えられている。中国北部朝鮮半島では下駄使用が元々一般的でなく現在は使用されていない

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歴史と呼称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 08:51 UTC 版)

フルン湖」の記事における「歴史と呼称」の解説

フルン湖周辺には先史時代より人類居住してきた。中国記録にもフルン湖記されている。『山海経』では「大澤」という名で記載され唐代には「倫泊」、遼代および金代には「栳濼」、元代には「闊連海子」、明代には「闊灤海子」、清代には「庫楞湖」と書かれてきた。 『元朝秘史』では「コレン湖(コレン・ナウル)」闊連納浯児 Kölen〜Külün Na'ur呼ばれ、また本文中にブユル(ブイル)湖とコレン湖」とあり、流入するウルソン川を遡って南に隣接するブイル湖とともに並記されている。また両湖を繋ぐウルソン(ウルシウン)川にはタタル部族の一派であるアイリウト、ブイリウトと呼ばれる氏族本拠地としていたことが述べられており、チンギス・カンによるモンゴル高原統一以前フルンボイル地方おおよそタタル部族の本拠地だったことが伺われる。モンゴル高原統一後チンギス・カン領土を諸弟・諸子右翼左翼別けておのおのウルス領土として分封しているが、フルンボイル地方中心とする大興安嶺西麓東方三王家通称されるジョチ・カサルカチウンテムゲ・オッチギン左翼を担うチンギス・カン弟たち分与された。1221年4月に、チンギス・カン招聘応じた全真教長老丘処機が、フルン湖近く幕営していたテムゲ・オッチギンのもとを訪れ歓待受けており、テムゲ・オッチギン家の所領はこのフルンボイル地方一帯であったと現在有力視されている。 現地モンゴル族は「ダライ・ノール(達頼諾爾)」(海のような湖)と呼んできた。フルン・ノール呼倫湖)は比較新しい名称で、「フルン」はモンゴル語カワウソを指す。近くにあるボイル・ノール貝爾湖)の「ボイル」は「オスカワウソ」を意味し両方ともカワウソ多く棲んでいたことからきている。

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