極東自衛機構 赤間ヶ関事業所第一巫兵部隊
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天乃 羽々姫(あまの はばき) 15歳。埼玉県出身。元アイドルという経歴を持つ少女。とある理由で莫大な借金を背負わされている。借金返済のため守銭奴という程ではないが金銭感覚はかなりシビアで、本来の仕事以外でも金になりそうな事柄には積極的な姿勢を見せる。部隊の中では(主に紗々羅や音々に対しての)ツッコミ役となることが多い。胸の小さいことを気にしているような言動がたまにある。AS-552 クシナダ 固有武装:大剣「十束(トツカ)」 固有権能:生体感覚加速 羽々姫の聖衣。「蛟(ミズチ)」と呼ばれる種族のマガツヒを封印しその魔力で稼働する。周囲が静止して見えるほどの超高速での活動が可能なため接近戦闘においては無類の強さを発揮するが、大口径火器を装備できないという欠点もある。また燃費が悪く運用コストはやや高め。 桜狩 紗々羅(さくらがり ささら) 17歳。静岡県出身。自衛軍に所属していた過去がある第一巫兵部隊の(一応)リーダー。実力は非常に高いのだが大雑把かつ面倒くさがりで、羽々姫や鳴々葉からはほとんどダメ人間とみなされている。オカルト肯定派。MS-240 サクヤ 固有武装:「散藤(バラフジ)」 沙々羅の聖衣。「火炎樹(カエンジュ)」と呼ばれる植物系のマガツヒを封印している。絶対零度から数万度の超高温まで掌握した範囲内の熱エネルギーを完全に掌握する能力を持ち攻撃力は極めて高い。反面、あまり精密な制御は不可能でしばしば破壊力が余って周囲に甚大な被害を及ぼす。伸縮自在の棘鞭「散藤」は接触したものを爆発させる能力があり、直接攻撃の他にも敵を感知する結界の展開や拘束など多彩な使い方ができる。 樛宮 鳴々葉(とがのみや ななは) 15歳。三重県出身。「忍者」の家系出身。サバイバルや戦闘方面に関しては卓越した技術を持っているが過去のトラウマから精神的に弱いところがあり、本来の能力の高さを生かし切れていない節が見受けられる。なにかと不運な目に遭遇しやすいところがある不運体質。羽々姫とは同期入社とのこと。AS-550 サグメ 固有武装:「還矢(カエシヤ)」「磐船(イワフネ)」 固有権能:波動制御 鳴々葉の聖衣。「河伯(カハク)」とよばれるマガツヒを封印している。「波」を制御する能力を有し、大気を操っての精密狙撃を得意とする。光を屈折させ姿を消したり幻影による分身を作り出すことも可能だが、その能力は尾行や覗きなどロクでもない用途に使われることも多い。波動制御能力で刃を振動させることで極めて高い切断能力を発揮する大型手裏剣「還矢」と分身の発生にも利用可能な遠距離狙撃用の小型手裏剣「磐船」を装備する。 小揺木 音々(こゆるぎ ねね) 16歳。神奈川県出身。どこかおっとりとした雰囲気をまとった素封家のお嬢さん。幼少時から病弱で、自分で自分を治すため薬剤調合などの知識を独学で習得、比較的病状が安定している現在(それでも毎月のように吐血して倒れ、数日間は使い物にならなくなる)でも自作の怪しげな薬品類を持ち歩いている。彼女が調合した薬物の中には「痛頭薬」(頭痛薬にあらず)や「解熟剤」(解熱剤にあらず)など紛らわしい名前の代物も含まれている。オカルト否定派のはずだがノリノリでその手の番組の真似をするなど実際のところはよく分からない。LS-249 オトタチバナ 固有武装:「走水(ハシリミズ)」 音々の聖衣。「鰐鮫(ワニザメ)」とよばれる水棲系のマガツヒを封印している。強力な結界生成能力と単体の聖衣としては最大級の広範囲攻撃能力を有し、味方の火力支援と敵の強襲に対する防御に適している。その分機動力はやや低め。「走水」は左右一対の巨大な鉄扇で、表面から破局粒子を放出する輻射板として機能する。
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