桜木軍団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 05:01 UTC 版)
「SLAM DUNKの登場人物」の記事における「桜木軍団」の解説
和光中学出身で湘北高校1年生の5人組。花道と洋平以外の3人はあまり知られていないようで、合わせて“etc(エトセトラ)”や“ほか”扱いされていた。高宮と大楠、野間は洋平いわく「伝説の和光中 三バカトリオ」とのことで、彼らいわく花道は「馬鹿王」とのこと。 不良でありながら基本的に一般生徒には優しく、晴子とは早くに打ち解け、鉄男ら不良グループが湘北に乗り込んできた時も花道や洋平がクラスメイトから親しげな口調で心当たりがないか聞かれるなど、藤井に初対面時に「コワソーな人達」と評された以外には周囲から怖がられるような描写は少ない。 軍団のいずれも喧嘩の実力は高いが、少数を多数で攻撃するような理不尽な暴力や弱いものいじめを嫌い、喧嘩の前に必ず相手の人数を確かめる場面があり、1人に何人もの相手で挑む者を「ヒキョー者」と呼び、自分たちは卑怯者ではないと主張。また、メンバー全員がパチンコ好きでもある。 花道の良き友人かつ理解者たちであり、冷やかしも兼ねてバスケをする花道を応援するが、花道をからかったりなだめる際には、いつも頭突き一撃で沈められている。花道が相手に付けたあだ名を彼らも使うことが多い。移動の際には、違法である原チャリの4人乗りを行うこともあるが、洋平からは肥満の高宮が同乗することで5人乗りの重さになると言われており、速度は非常に遅く、陵南との練習試合に向かう際には自転車にも抜かれた模様。 三井や堀田らによるバスケ部襲撃事件では彼らを圧倒し、最終的には洋平がとっさの機転を利かせ「三井が自分たちのグループを抜けて、バスケ部に戻ると言ったことが気にいらず、三井とバスケ部を襲撃した」という趣旨の発言を教師たちに行い、改心した堀田軍団らと共に泥を被り、3日間の謹慎処分になった。 作中では晴子や他のバスケ部メンバーとも親しくなり、インターハイでは広島にまで湘北の応援に駆け付けた。 原作終了後の黒板漫画では4人でつるむ中、「お前らも自分の何か見つかるといいな」と語り合っていた。 水戸 洋平(みと ようへい) 声 - 森川智之 1年7組在籍。 サブリーダー格。メンバーの中では最も理性的であり、宮城と初めて会った際に一目でボスだと分からせるほどの聡明さと存在感を持つ。 相手の挑発などで頭に血が昇った花道や大楠を制止することも多く、無駄な争いは好まないが自身たちを侮辱や挑発する者に対しては容赦なく争う姿勢を見せる。 友情に篤い性格で、自分ひとり基礎練習を続けることに不満を募らせ抜け出した花道のバスケ部に戻りたい気持ちを察して見送る、バスケに熱中し始める花道について「ようやく賭けるもんが見つかったってトコかな」と嬉しそうに語るなど、バスケ選手として成長していく花道をからかいながらも暖かく見守っている。 プライベートではアルバイトをしており、無免許でありながら、原付バイクを運転。 喧嘩の実力は入学当初から堀田を初めとする上級生にも一目置かれており、バスケ部襲撃事件直前に三井らとはち合わせた際には鉄男のパンチを一度は喰らうも、二度目は回避し、その後の蹴りは鞄を盾にして防御した。その後、自身に暴行を加えようとした高嶋たち3人を1人で倒し、さらに体育館では事件の主犯である三井をも一方的に打ちのめす。 アニメでは期末テストの結果、赤点2つだった。 高宮 望(たかみや のぞみ) 声 - 塩屋浩三 メンバーの中で一番背が低く、肥満体型で眼鏡をかけ、縮毛で丸坊主の頭をしている。大食漢でバナナが好物。花道によくちょっかいを出しては頭突きを食らうが試合では最も花道を応援する人物であり、花道を貶す観客に絡む一幕も見られた。 三井のバスケ部襲撃事件では、主に堀田と交戦し、彼を「結構強い」と評価しつつ圧倒する。 アニメ版では期末テストの結果、赤点3つ。劇場版第4作ではサーフィンの腕前を披露した。 大楠 雄二(おおくす ゆうじ) 声 - 林延年 軍団で花道に次ぐ長身であり、金髪のリーゼントパーマ。やや喧嘩っぱやい性格で不良グループのケンジの挑発に真っ先に苛ついたり、初対面の宮城と衝突しかけたこともある。しかしその一方でそれなりに社会常識は持ち合わせているようで、応援用のペットボトルに詰めるためにパチンコの玉を持ち出した高宮に対して「持ち出しはダメなんだよまったく」とツッコミを入れている。彩子が好みの様子。 三井のバスケ部襲撃事件では竜を相手取り、一度はパンチを食らうも相当なダメージのある竜のパンチを「全然効かねーな」と評し、返り討ちにする。山王戦試合終了直後、流川の肩に手を置いて親しげに声をかけていた。 アニメでは期末テストの結果、赤点2つ。 野間 忠一郎(のま ちゅういちろう) 声 - 幹本雄之 軍団メンバーからは「チュウ」と呼ばれる。髭を生やしており、鉄男には「ヒゲ」呼ばわりされた。 鉄男のグループに暴行を加えられたが、鉄男らが襲撃しようとしていたバスケ部の体育館の場所を最後まで吐かず、その後は軍団メンバーと共に三井率いる不良グループに立ち向かう。 翔陽との試合中、ペットボトルを使っての打楽器を思いつき、4人分のペットボトルを持ってくるが、中身は入ったままなことから、4人で飲み干すことになった。 花道からの電話に対し、「弟の忠二郎」と偽って声色を変えて話しているが、実際に弟がいるかは不明。
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