旧2号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 14:17 UTC 版)
一文字が、ベルトの風車タイフーンにジャンプ時の空気抵抗による風圧を受けることで変身した姿。エネルギー源が風であることは1号と同じだが、一定の変身ポーズと「変身!」の掛け声によって、ベルトの風車に装備された風力エネルギーの吸収部を保護する役割を持つ開口部のシャッターを開き、より能動的に変身できる。変身時間は10秒。後に登場する新2号との比較時には、旧2号と表記される。2号ライダーまたは一文字ライダーとも称される。 タイフーンから取り入れた風力エネルギーを、胸のコンバーターラングで熱エネルギーか電気に転換させ、さらに腰のエナージ・コンバーターで体内に備蓄させて直接使用する形のエネルギーにすることで、必要に応じて体外に放射する能力を持つ。人間より広い視界と赤外線による暗視能力、ズーム機能を持つ複眼Cアイ、4キロメートル四方の音を聞き取る聴覚、電波の送受信を行う超触覚アンテナ、対怪人用の脳波探知機Oシグナル、100トンの衝撃を吸収する足のショックアブソーバなど、基本的な機能面は1号・2号共通である。 1号よりも全身の筋肉量が多く、胸部にパワー強化装置が組み込まれているので、腕力が強い。また、自前の武器は持たないものの、徒手空拳の攻撃だけでなく武器の扱いにも優れており、戦闘員から奪った棒や刃物、フェンシングの刀、落ちている木の棒など、何でも使いこなす。モグラング戦では、奪った武器による二刀流の殺陣で相手を追い詰めている。 着ぐるみは旧1号のものを改造している。全体的に旧1号と比べて明るい配色になっているが、これは主役交替とは関係なく検討されていた案によるもので、夜間シーンでの視認性を高める意図がある。 藤岡の事故を受けてスーツアクターは大野剣友会が担当するようになるが、撮影初期には佐々木もスーツアクターを担当している。マスクが分割式であるため、演者によって顎の形状が異なっている。 マスク 当初は1号用のマスクを再塗装して使用しており、中央に銀のラインが入っている。また、後頭部にはラテックスのカバーが取り付けられた。当初は深緑色だったが、塗料の調達が難しくなったために手に入りやすい黒で補修を行ううち、暗い色に変化していった。覗き窓周辺のビスのねじ穴は、プラスに変更されている。新造のマスクは第15話 - 第18話で使用されたものと、第46話以降に使用されたものの2種類がある。アクション用のラテックス製マスクは初期に使用されたが、その後は見られなくなる。 スーツ 腕と脚部に銀のラインが入ったレザー製である。3クール開始時、コマーシャル映像撮影用にビニールレザー製スーツが新調されている。 ベルト 変身する意志を表すため、タイフーンにシャッターが取り付けられた。閉じたシャッターには立花レーシングクラブのマークが施されている。派手さを意識するため、ベルトの下地の色は赤(オレンジ)になった。1号用ベルトを塗り替えたものを含め、部品の形状の違いによる細かなバリエーションがある。
※この「旧2号」の解説は、「仮面ライダー2号」の解説の一部です。
「旧2号」を含む「仮面ライダー2号」の記事については、「仮面ライダー2号」の概要を参照ください。
- 旧2号のページへのリンク