モグラング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 09:42 UTC 版)
「ショッカー怪人 (テレビシリーズ2号編)」の記事における「モグラング」の解説
第28話・第37話・第41話・映画『仮面ライダー対ショッカー』に登場。 モグラをモチーフとする改造人間。刃物状の右手と巨大な爪の左手で地中を掘り進むことができる。退化した視力を補うため、ゾル大佐によって伸縮自在で360度の視野を持つエレクトロアイを移植されている。またライダーキックや刃物を寄せ付けない強靭な体を持つ。 沿岸のコンビナートから石油を流出させて東京湾を火の海にする石油流出作戦を実行するため、コンビナートへの地下トンネルを掘らせるモグラ人間の素材となる人間を誘拐している。作戦成功の暁には、ゾル大佐から人間の姿に戻されることが約束されている。ゾル大佐の命令により立花レーシングクラブに整備員として入った愛川豊を誘拐しようとし、助けに現れた仮面ライダー2号と戦い、2号と愛川を捕らえる。その後、脱走した隼人によりコンビナートの爆破と洗脳した愛川による滝の暗殺が妨害され、地中から監視していたところを見つけ出される。地面の柔らかい場所では不利だと考えた2号により生コンクリートの製造プラントに誘き出され、コンクリートミキサー車のセメントサイロの中に蹴り落とされる。 第37話ではゾル大佐が石倉五郎たちを捕らえるために仕掛けた怪獣サイン会に参加し、子供たちを痛めつける。子供たちを助けようとする滝に襲いかかるが、滝が殺人植物のリモコンを奪い毒ガスで倒される。 第41話ではアジトに近づいた仮面ライダー1号と戦うアルマジロングに加勢する。その後はアジトに居る場面を最後に登場していない。 映画『仮面ライダー対ショッカー』では、死神博士が率いる再生怪人軍団の1体として登場。ハエ男に加勢すべく、サボテグロンとともに地中から現れた。サボテグロンの投げたサボテン爆弾を2号に蹴り返され、サボテグロンとともに爆発する。 第4クールのオープニング映像にも登場している。 声 - 峰恵研(第28話)、池水通洋(第41話)、大野剣友会(映画) スーツアクター - 岡田勝 デザインを担当した高橋章は、実際のモグラとはかけ離れたものでありながら雰囲気を表現できたとして気に入った怪人の1体に挙げている。書籍『仮面ライダー 1号・2号・V3・ライダーマン総特集』内のインタビューで韮沢靖と寺田克也により「普通じゃ出てこないデザイン」とされている。 毎日放送プロデューサーの左近洋一も、地底から現れる設定が面白いとして気に入った怪人の筆頭に挙げている。 第37話の脚本では再生怪人の出番は子供たちを襲うシーンまでであった。呆気ない死に様に対し、毎日放送から再登場怪人のイメージダウンは避けるよう指示があった。 第41話の脚本ではアマゾニアとともに最後の戦いにも参加する予定であった。
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