旧式 「種別番号」 登録規格一覧表
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「鉄道私有コンテナ」の記事における「旧式 「種別番号」 登録規格一覧表」の解説
私有コンテナ形式記号の割り当て}形式荷重(t)級区分用途備考UC15 t級 有蓋(C) 最終登録となった UC1-63番(日本フレートライナー所有)は、初登場となるハンガーコンテナ仕様となり、この輸送実績を元としてJR貨物以降後に新しい輸送形態のアパレル物流として、5 t級・10 t級を問わず各種形式で発展して行った。 UC510 t級 : ごく一部の固体では形式変更を行わず、所有者の都合で保冷仕様や、通風仕様に改造された事例も存在している。 UC7 初代15 t級 : 1973年(昭和48年)に、30 ftとして計画されたものの、荷役体制が整わず中止となり、全く登録される事無く形式が消滅した。 UC7二代目10 t級 : 一度形式消滅したものの、1979年(昭和54年)に一部の内航船による航送輸送用(船舶安全法施行規則 - e-Gov法令検索、第十九条の三 《コンテナに関する検査の特例》 適用)として再割り当てされ、最終的には993個登録された。 NC15 t級 : 日本通運専用。数年後に登録時の契約により、自社内備品用途への転用など一部の特殊事例を除き、JR貨物が形式変更する事無く買取って移籍。 NC25 t級 : 日本通運専用(背高仕様2.5 m)。NC2-4 〜 203番までは、CABINのカラーリング仕様。 ZC15 t級 : 全国通運専用。数年後に登録時の契約により、自社内備品用途への転用など一部の特殊事例を除き、JR貨物が形式変更する事無く買取って移籍。 UH15 t級 ホッパ(H) 非危険物(汎用品)専用。積荷は殆どが化学製品であったが、一例のみの食品仕様(ビール用麦芽 ・ 麒麟麦酒所有、UH1-62〜91)も存在していた。排出方法は、ダンプ式 ・ 圧縮空気圧式 ・ 吸引式に分かれる。 UH35 t級 : 危険物専用。カルシウムカーバイド専用として、電気化学工業ただ一社独占で登録されていた。 UH510 t級 : 非危険物(汎用品)専用。積荷はすべて化学製品で、排出方法は吸引式。 UM15 t級 無蓋(M) 箱型 ・ 1/2低床型 ・ 1/3低床型などの様々な概観や、親子抱き合わせ型などの特殊仕様もある。 UM510 t級 : 標準的な箱型のほかに、低床三段積み回送型などの特殊仕様もある。 UM715 t級 : 1973年(昭和48年)に、30 ftとして計画されたものの、荷役体制が整わず中止となり、形式が消滅した。※登録に関しては、全く登録されていないのか、僅かながら登録されるも人目に触れる事なく処分されのか、何れも確たる出典等は無い。 UR15 t級 冷蔵(R) 登録固体の中にたった一個のみ、液体窒素噴霧式を搭載したいわゆる、冷凍コンテナ仕様 (日通所有UR1-27番) が存在していた。なお当時の区分には、冷凍(F)は存在していなかった。 UR45 t級 : 特定ユーザー用の日本石油輸送として割り当てられて、JR貨物移行直後に旧形式としては、最後の形式登録となった。 UR510 t級 : 登録固体の中には、多数の冷凍機器を搭載したいわゆる、冷凍コンテナ仕様が存在していた。なお当時の区分には、冷凍(F)は存在していなかったために、総登録数55個中、冷蔵仕様=22個・冷凍仕様=33個(機械式=27個 + 液体窒素噴霧式=6個)の様に、同じ冷蔵区分のUR1形式とは正反対の状況であった。 UT15 t級 タンク(T) 非危険物扱いのタンクコンテナで基本は液体用であるが、一部に粉体用(化成品のみ)も存在していた。また特記事項として、積荷は化成品が殆どを占めている他形式の普通品用タンクコンテナとは違って、多くの食品類(水飴・牛脂・牛乳・液糖・酒類・硬化油・調味料)仕様も存在していた。 UT35 t級 : 液体用、危険物専用。積荷の多くは化成品などであるが、一部に食品類(植物油・食用油)仕様も少数ながらも存在していた。またアクロレインなどの一部積荷では保安上の理由により、外枠で箱状にタンク体を囲い込こんだ特殊仕様も多数存在していた。※なお、この場合は、空コン状態に限り二段積み留置が可能であった。 UT510 t級 : 非危険物扱いの液体用と、圧縮空気圧排出方式の粉体用が混在していた。積荷は殆どが化学製品であったが、一例のみの食品仕様(牛乳専用 ・ 牛乳リース所有/青森県経済連借受、UT5-1・2)も存在していた。 UT610 t級 : 非危険物扱い、圧縮空気圧排出方式の粉体用、22.5 ftサイズの特殊仕様。 UT710 t級 : 非危険物専用、航送用。船舶安全法施行規則 - e-Gov法令検索、第十九条の三 《コンテナに関する検査の特例》 適用。東洋インキ製造ただ一社のみの登録で終わった。 UT810 t級 : 特定用としての区分ながらも、実際の固体登録はなし。 UT910 t級 : 液体用、危険物専用。一部積荷の保安上の理由により、外枠で箱状にタンク体を囲い込こんだ特殊仕様も多数存在していた。※なお、この場合は、空コン状態に限り二段積み留置が可能であった。 UV15 t級 通風(V) UVI-0番台の90番位から、日本石油輸送より複数方式での通風性能等の改良を目指した試作品が数個登録された。この試験結果により、派生形式となったシャッター式・外側切り替え型(UVI-1000番台)及び、JR以降後の新形式で採用されて後に「冷蔵兼用通風型」のコンテナが開発されるなど、コンテナの運用効率改革に多大な影響を与えた。 UV510 t級 : 登録末期となる(UV5-73〜77近鉄大一トラック)からは、UV1で開発されたシャッター式、外側切り替え型が始めて採用された。 NV15 t級 : 日本通運専用。※試作品で一個のみの登録で終わった。 形式荷重(t)級区分用途備考
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