吸引式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 07:31 UTC 版)
吸引式二次空気導入装置は、排気管内で静圧が低下する作用を利用して排気管に空気を吸い込ませる方式である。吸気式二次空気導入装置の吸入パイプには、鋭敏に作動するリードバルブの一種であるアスピレートバルブが装着され、エアクリーナーボックスからの清浄な空気を取り込んでいる。エンジンがアイドリングの時程、周期的な排気パルスが発生しやすくなる。この時に触媒コンバータ内部に直接空気を吸い込ませることで排気ガスの更なる浄化を促すのがこの形式の主旨である。 アメリカン・モーターズやクライスラーを始めとする様々なメーカーではパルスエアという商標で1970年代から使用された。日本においては、1975年にスバルがSEEC-Tシステムの一環としてEA71エンジンにこの形式を導入したことが契機となり、その後他社にも採用が広がった。吸引式はエアポンプ式に比較してコスト、重量、パッケージング、構造のシンプルさなどで利点があり、アイドリング回転付近でのみ吸引機能を発揮するため、エアポンプ式に比べて送気量・実効回転数共に大幅に小さい欠点がある。 現在のオートバイ用エンジンでの排ガス対策に多く用いられる。代表的なものが、ヤマハのAIS(Air Induction System)である。なお、二輪業界においてこれを“エアインジェクション”と称している場合があるが、おそらくは先に存在していたエアポンプ式等に倣っての事と思われる。実際には負圧を用いており、噴射装置ではないので“エアインダクション”が正しい。
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吸引式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 07:59 UTC 版)
吸引式とは、空気を負圧によって吸引する方法である。圧送式の弱点である悪臭の拡散を防げるというメリットがある。しかし、いくつかの問題点も抱えている。堆肥原料全体にうまく酸素が供給されにいため堆肥化の進行にむらができ易い。吸引ファンが堆肥原料の放出した水分などで傷み易い。通気の穴が目づまりし易い。水分が下部に貯まり易い。以上のような、問題点がある。
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吸引式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 08:27 UTC 版)
吸引機能の付いたホースが取り付けられたクレーンアームが車両に取り付けられている。この機構により遠方や高所、地下などへのアクセスが可能となり、伸ばした先で廃棄物を吸引する。駐車車両や天候、その他の障壁下での収集作業に関し利点がある。主に排出を行う車両はコンクリートポンプ車となり、アームが無い車両はバキュームカーとなる。
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