エアポンプ式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 07:31 UTC 版)
エアポンプ式二次空気導入装置はエンジン吸気管の途中からエアクリーナーを通過した空気をポンプで排気管に送り込む方式である。ポンプはベーンポンプが利用されるのが一般的で、ベルトとプーリーを介してエンジンの回転で駆動される場合と、電動モーターで駆動される場合がある。噴射口までの配管にはチェックバルブが取り付けられており、排気ガスの逆流によりポンプが損傷することを防止している。 エンジンの減速時、スロットルが閉じられた際には排気ガスに含まれる未燃焼ガスの濃度が薄くなるため、触媒とエアポンプ式二次空気導入が組み合わされる場合には、空気が過剰となって触媒が過熱しないように、空気を送る機能を停止する機構が組み込まれている。弁によって二次空気導入経路を遮断する方式のほか、ベルト駆動ポンプの場合はプーリーに設けられたクラッチを切ってポンプを止めたり、電動ポンプの場合は電源供給を切ってポンプを止めたりといった方法がとられる。 Air Injection Reactor(A.I.R.)という商標のものもあり、日本車では1973年にロータリーエンジンがマスキー法をクリアする際に用いられたサーマルリアクター(英: Thermal Reactor)がこれに含まれる。[要出典]
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