旧「株式会社イエローキャブ」とは? わかりやすく解説

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旧「株式会社イエローキャブ」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 08:43 UTC 版)

イエローキャブ (芸能プロダクション)」の記事における「旧「株式会社イエローキャブ」」の解説

元々は映画監督黒澤明長男である黒澤久雄黒澤フィルムスタジオの芸能事務所部門として「黒澤プロモーション」という名称で1980年昭和55年)に設立黒澤が、父・明監督映画『乱』の制作手伝うことになるなど多忙極めたため、遊び仲間で、かつていしだあゆみ朝丘雪路などのマネージャー務めたこともある野田義治実質的な経営バトンタッチする。所属タレント第1号山咲千里だったが、芸能活動方向性巡って事務所山咲家族との意見合わず山咲程なく事務所去ってしまう。 1983年昭和58年)、野田が自ら運営携わったクラリオンガールコンテストから、堀江しのぶ発掘する堀江グラビアページテレビ番組アシスタントテレビドラマ出演などで成功するが、事務所自体苦しい経営続いた。更に堀江人気絶頂1988年昭和63年)にスキルス性胃癌のため23歳という若さ逝去し事務所堀江という大黒柱失ってしまう。この年現在の社名変更し野田社長に就任した堀江死の直前野田社長堀江続いてかとうれいこ発掘した1989年平成元年)に第16代クラリオンガール選ばれかとうはグラビア人気爆発多く雑誌表紙巻頭カラー飾ったかとうは数年にわたり、高価な写真集新作がまるで雑誌のごとく毎月のように本屋並べられ売れ続けるという「写真集クイーン」となり大成功おさめたその利益イエローキャブ経営基礎作りTV局に強いコネを持つ大手プロダクション隙間狙ってバスト豊かな女性雑誌グラビアで顔や名前を売る戦略軌道乗せたその後細川ふみえ雛形あきこらがテレビで人気者となっていった。また別会社として有限会社サンズ(後のサンズエンタテイメント)も設立したが、一方で野田社長ワンマン経営から資金繰り悪化し東洋コンツェルングループの傘下となった多く所属タレントTV活躍するようになっていた2004年平成16年)末、経営上のトラブル野田社長辞任し会社去った野田社長進めた多角経営軌道に乗らなかった上に、野田社長親会社無断所属タレント交付したことで裁判沙汰発展その結果取締役会野田社長代表取締役から解任する決議了承された。野田社長後任には佐藤紳司が就任した佐藤江梨子根本はるみらは留まり小池栄子サンズエンタテインメントから移籍した雛形MEGUMI筆頭所属タレント大半野田社長に追随し野田社長社長務めサンズエンタテインメントサンズから社名変更)へと移籍したことでイエローキャブ所属タレント数は大幅に減少し規模縮小した。 ただ、有力タレントである小池佐藤根本残留したことや、また野田社長社長時代培ったイエローキャブ」の名称が持つブランドバリューもあり、その後大手芸能事務所としての体を保っていた。野田社長去った後は、グラビアアイドル路線ではなく女優などを所属させるようになった。 なお、サンズエンタテインメントイエローキャブの子会社ではなく資本及び人的関係はない。 佐藤社長2006年辞任し帯刀孝則社長引き継ぐ2012年6月58歳で死去したため、長らく役員務めてきた松山弘志取締役演歌歌手五木ひろしの兄)が社長となった2013年3月ライセンス商標利用により「株式会社イエローキャブプラス」を設立し岡村信善代表取締役就任した当該事務所では、イエローキャブ本体にて長く途絶えていたグラビアアイドル路線復活させている。 2014年入りイエローキャブ経営危機及び小池佐藤の新事務所移籍の噂が報道された。この報道についてイエローキャブからのコメント一切なかったが、4月入り京都IT企業フェイス立ち上げた新会社「ドリームキャブ」およびイエローキャブより、業務提携アナウンスが行われた。内容は「ドリームキャブがイエローキャブ芸能マネジメント業務受託する」というものである。これにより、事実上イエローキャブ業務はドリームキャブに移行しフェイス関連会社行っていたアーティストマネージメント部門統合してスタートすることとなった。後にドリームキャブは2016年4月1日にて「株式会社Faith Artists Music Entertainment」に変更し正式にフェイスグループの一員として活動することになった。 ドリームキャブの営業開始後も法人としてイエローキャブ存続していたが、2015年2月10日13日立て続け東京スポーツ事務所消滅方向向かっているとの記事掲載した2015年1月末で小池佐藤契約満了となった事から事業停止し事後処理弁護士に一任自己破産申請準備始め2015年2月3日東京地裁破産申請2015年2月12日東京地裁から破産手続開始決定を受け、ここに同社倒産(=経営破綻となった負債は約4億円にのぼった2015年11月12日清算結了

※この「旧「株式会社イエローキャブ」」の解説は、「イエローキャブ (芸能プロダクション)」の解説の一部です。
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