かとう‐は【加藤派】
読み方:かとうは
自由民主党の派閥の一。宏池(こうち)会の平成10年(1998)から同14年における通称。会長は加藤紘一。同12年に加藤が森喜朗内閣不信任案に賛成の姿勢を見せたことから派は分裂。翌年に堀内光雄らがもう一つの宏池会を立ち上げた。→小里派 →堀内派
かとう‐は【河東派】
加藤派(かとうは)
正式名称は、宏池会と言う。1998年の暮れに、加藤紘一が前会長の宮沢喜一から領袖の座を引き継ぎ、加藤派と呼ばれるようになった(以前は宮沢派と呼んでいた)。
宏池会は、吉田茂にはじまり、池田勇人、大平正芳などの流れを汲んでいる。官僚出身者が多く、政策に明るい人材を擁する派閥である。
1999年秋の自民党総裁選で、加藤氏は山崎氏とともに総裁候補として出馬し、当時の小渕政権に対し批判的なスタンスを取った。結局、小渕恵三の再選が決まり、加藤氏は敗れた。このときから、加藤派は非主流派に転落し、自民党執行部との間に一定の距離を置くようになった。
加藤氏自身は、山崎派会長の山崎拓、森派会長の小泉純一郎とともに YKK トリオと呼ばれる盟友である。山崎派との協力関係は強いが、森派との関係は微妙である。
(2000.11.20更新)
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