旧「大宮市」域(西区・北区・大宮区・見沼区)
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「さいたま市」の記事における「旧「大宮市」域(西区・北区・大宮区・見沼区)」の解説
かつて見沼の水神をまつったとも云われる武蔵一宮氷川神社(大宮氷川神社)の門前町であり、氷川神社一帯が日本さくら名所100選にも選ばれている大宮公園となる。約2㎞に及ぶ氷川参道とともに市民の憩いの場となっている。現在の街は、1591年(天正19年)に浦和宿と上尾宿の間にあった馬継場に宿駅が設けられたことに起源を発する。日本鉄道開通時において鉄道駅の設置はなかったため、熱心な駅誘致活動により1885年(明治18年)3月に駅が開設された。1940年(昭和15年)に大宮町・三橋村・日進村・宮原村・大砂土村が合併し、大宮市が誕生。埼玉県内では浦和市に次ぐ5番目の市制施行であった。戦後に市街地が拡大、合併前の人口は県内で浦和・川口に次ぐ3位に成長した。日本鉄道大宮工場(現・JR東日本大宮総合車両センター)や大宮操車場などの鉄道施設を誘致し「鉄道の町」として知られるようになった。現在の大宮駅は、6つの新幹線を含む合計16路線の旅客営業列車すべてが停車し、1日平均乗降者数約70万人と、ターミナル駅へ成長した。2007年(平成19年)10月14日の鉄道の日には大宮区大成町へ鉄道博物館が開館した。大宮駅周辺一帯には商業施設やオフィス街が集積、戦後地銀の一つである武蔵野銀行の本店をはじめ、多くの企業や金融機関等の本社・支店・営業所が存在する。毎年の路線価では大宮駅西口前の桜木町に県内最高値が付く地点がある。先述の合併促進決議などで「経済の中心」として位置付けられている。また日本初のサッカー専用スタジアムであるNACK5スタジアム大宮(大宮公園内に所在)を本拠地とし、J2リーグが発足した1999年にJリーグに加盟した大宮アルディージャが大宮市をホームタウンとして活動し現在に至っている。他のプロスポーツでは埼玉西武ライオンズが県営大宮球場(大宮公園内に所在)を準本拠地としている。北部(現・北区)には、吉野原工業団地・ステラタウンおよび大宮盆栽村・大宮盆栽美術館が、東西部(現・西区、見沼区)には見沼田んぼや荒川低地に田園が広がり酒造会社が存在する。さいたま市を構成する旧4市の中で面積は最大であった。
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