埼玉県内
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 16:12 UTC 版)
埼玉県で約6000haの農地を灌漑している。 行田市の利根大堰(座標)で取水された後、埼玉用水路を経て羽生市で葛西用水路本川に分水される。羽生市にある宮田落伏越(座標)で中川の源流である宮田落と交差し、加須市北大桑で会の川(利根川の旧流路の名残の河川)と合流する。加須市川口にて北側用水路を分水し、約200m下流の川口樋前橋から久喜市青毛の玉屋橋までの両岸には遊歩道「コスモスふれあいロード」が約6kmに亘って整備され、市民によりポピーやコスモスが植えられている。このあたりの流路は利根川の旧流路を改修したものであり、流域周辺には河畔砂丘が旧鷲宮町西大輪地区(鷲宮砂丘)などに大河だったころの名残として現存している。琵琶溜井にて南側用水路・中郷用水路を分水する。なお、1998年(平成10年)ごろまでに、当川起点から青毛堀川の合流地点手前までのコンクリート護岸がほぼ完了している。これに伴い、合流地点付近の左岸に存在した三日月湖はほぼ消滅した。青毛堀川の合流地点(正確には青毛堀川の合流地点より上流側200mほどの葛西橋付近)(座標)からは大落古利根川と河道を共用する。 越谷市大吉(座標)で大落古利根川より逆川として分流し、新方川と元荒川を伏越で潜り、同市相模町の瓦曽根溜井でさらに八条用水・谷古田用水を分け、多数の分支流と合流しながら埼玉県・東京都境の垳川を横断(座標)して八潮市垳から東京都足立区へと入る。但し、1990年(平成2年)頃から足立区側で遊歩道の整備を行ったため、垳川から下流へは現在流入していない。
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