瓦曽根溜井
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 17:26 UTC 版)
瓦曽根溜井(かわらぞねためい)は、埼玉県越谷市瓦曽根周辺にある溜池。現在は逆川の下流部となっているが、灌漑期には堰止められ溜井として機能する。
概要
1600年頃に瓦曽根堰が元荒川に設置され溜井ができた。農業用水のための溜井として江戸期から利用されていた。西部の一部が埋め立てられ、越谷市役所などが建設された(主に越ヶ谷4丁目にあたる部分)。東京葛西用水路[1]、谷古田用水、八条用水が分水している。岸沿いに葛西親水緑道が整備され、花菖蒲やアジサイが植えられている[2]。非灌漑期にはキタミソウ(環境省レッドデータブック絶滅危惧1A類に分類)が溜井に群生する[3]。
鳥文斎栄之筆「瓦曽根溜井図」が越谷市指定文化財となっている。
周辺
脚注
- ^ “水辺再生100プラン 東京葛西用水/越谷市大吉他 (PDF)”. 2022年7月23日閲覧。
- ^ 広報こしがや季刊版 夏号(平成24年6月) (PDF) p. 5 - 越谷市、2015年12月6日閲覧。
- ^ 水の都(瓦曽根堰と瓦曽根溜井) (PDF) - 埼玉県、2015年12月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 瓦曽根溜井の見学資料 (PDF) - NPO法人越谷市郷土研究会
- 葛西用水(その4) - ウェイバックマシン(2007年2月25日アーカイブ分) - 有限会社フカダソフト(気まぐれ旅写真館)
座標: 北緯35度53分16.4秒 東経139度47分51.6秒 / 北緯35.887889度 東経139.797667度
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