にほんばん‐ビッグバン【日本版ビッグバン】
読み方:にほんばんびっぐばん
⇒ビッグバン3
日本版ビッグバン
イギリスでは、ロンドンの金融街・シティーの活性化を図るため、1986年10月に証券市場の大改革が行われました。これがいわゆる「ビッグバン」で、宇宙の始まりの大爆発から命名されました。一方、日本ではバブル崩壊後、東京の証券・金融市場も世界の3大市場の1つとしての地位が揺らぐなか、シティーのビッグバンにならった大改革を実施することになりました。これが「日本版ビッグバン」と呼ばれるものです。証券関係では、(1)持ち株会社制度の導入、(2)投資信託の銀行窓口販売の解禁、(3)株式売買手数料の自由化、(4)有価証券取引税の廃止――など、金融関係では、(1)金融持ち株制度の導入、(2)都市銀行、長期信用銀行、信託銀行の業務分離の見直し、(3)保険会社の銀行業務への業態別子会社による参入、(4)連結決算制度の本格導入――などがそれぞれ主な内容です。これらの大半は、1998年12月1日施行の金融システム改革法によって実施されています。
金融ビッグバン
(日本版ビッグバン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/21 16:25 UTC 版)
金融ビッグバン(きんゆうビッグバン)は、1996年から2001年度の日本において、政府が実行した大規模な金融制度改革を指す経済用語。
- ^ 「第14回〔1997(平成9)年〕」 自由国民社
- ^ わが国金融システムの活性化のために 総理府経済審議会(内閣府内のアーカイブ)
- ^ 大蔵省 日本版ビッグバンとは
- ^ 大蔵省/金融システム改革法案について
- ^ “FX取引の歩み | SBI FXトレード”. www.sbifxt.co.jp. 2023年6月21日閲覧。
- 1 金融ビッグバンとは
- 2 金融ビッグバンの概要
- 3 金融システム改革関連年表
- 4 脚注
- 日本版ビッグバンのページへのリンク