日本の旅券の歴史とは? わかりやすく解説

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日本の旅券の歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 15:27 UTC 版)

日本国旅券」の記事における「日本の旅券の歴史」の解説

1866年5月21日慶応2年4月7日日本初旅券といえる海外渡航文書」が江戸幕府より発給される目的修学商業限定され条約締結済みの国への渡航許可された。留学経験者フランス役人の話を元に1枚和紙に墨で書かれた。写真代わりに容姿の特徴身長、眼鼻口などの人相についての項目)が書かれていた。当時呼称一定しておらず、「印章」「御免印章」「旅切手」などの名称が使われていた。第1号は、旧暦慶応2年10月17日付で、パリ万国博覧会フランスへ渡航目的申請した手品師曲芸師隅田川浪五郎発行されている。 1878年明治11年2月20日海外旅券規則」において初め法的に旅券」という用語が使われた。その120年後にあたる1998年平成10年)に、これを記念して2月20日を「旅券の日」と制定した1917年大正6年1月20日外国旅券規則」の改正により、パスポートの証明写真貼付始まった1926年大正15年1月1日 国際的な基準従いパスポート手帳になった1951年昭和26年11月28日 旅券法公布され旅券法律によって定義されることになった。この旅券法に基づき同年12月1日交付された「一般旅券発給申請書等の様式に関する省令」によって、従来の「外国旅券規則」は廃止された。旅券法法律として定められたのは、渡航制限手数料罰則などが、日本国憲法下法律事項みなされるようになったからであった1963年昭和38年業務渡航自由化。翌1964年昭和39年)に観光渡航自由化が始まる。 1992年平成4年11月1日 ICAO基準従い現在の旅券サイズになり、機械読取式旅券英語版)(MRP旅券)の発給開始される1995年平成7年11月1日 それまで有効期間5年間のものに加えて10年間有効の旅券発行されるようになった。これにより、有効期間10年旅券赤色使用されることになった為、それまで赤色だった従来有効期間5年旅券がこの日以降新規発行分から現行の紺色のものとなった。ただし、未成年者19歳以下の日本国籍者)の場合5年間のものしか取得できない2004年平成16年3月29日 岡山県で、全国初の電子申請開始以後各県開始される2006年平成18年3月20日 ICチップ内蔵型旅券バイオメトリック・パスポート」の発給受付開始同時に、特に必要とされる場合パスポートへの旧姓併記基準緩和された。2016年平成28年3月20日で、MRP旅券有効期限到達により、日本国旅券緊急旅券除き全てICパスポート発行になった2006年平成18年9月30日 電子申請終了 2009年平成21年3月1日旅券申請に際しては、 1975年昭和50年以来郵便はがき申請者住所地(住民票上の住所)に送付し同一性確認する方法をとってきたが廃止近年生活様式多様化に伴い住所以外の場所に居住する申請者増加しその結果、 はがきが本人あてに郵送されない場合増えてきたこと及び住所以外の居所をもって旅券申請を行う場合に、 他の身元確認書類により申請者住所及び同一性確認できれば郵便はがき提示省略することとしてきた実態踏まえて今回措置踏み切る2020年令和2年2月4日 新型旅券申請受付開始査証基本デザイン葛飾北斎冨嶽三十六景とし、全ページ異なデザインとした。また、IC内の個人情報の不正読取り等を防ぐ機能強化した。 なお、都道府県発行報告書歴史詳しく記載されている場合もある。

※この「日本の旅券の歴史」の解説は、「日本国旅券」の解説の一部です。
「日本の旅券の歴史」を含む「日本国旅券」の記事については、「日本国旅券」の概要を参照ください。

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