ごひゃくらかんじさざいどう〔ゴヒヤクラカンジさざゐダウ〕【五百らかん寺さゞゐどう】
富嶽三十六景
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『冨嶽三十六景』(ふがくさんじゅうろっけい)は、葛飾北斎による富士図版画集である。1831-34年(天保2-5年)版行。全46図。大判[注釈 1]錦絵、版元は西村屋与八(永寿堂)。
注釈
- ^ 約39cm×約26.5cm。大奉書紙を縦二つ断ちしたもの。この時期の浮世絵は大判が標準サイズになる[1]。
- ^ おもはん。最初に摺る輪郭線のこと[10]。
- ^ “浮世絵等の活用に向けた基本方針 平成30(2018)年6月”. 川崎市. 2018年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月7日閲覧。
- ^ 「Debussy:La Mer(ドビュッシー:海)は、葛飾北斎の木版画「冨嶽三十六景-神奈川沖波裏」から曲想を得たか?」(国立音楽大学附属図書館) - レファレンス協同データベース 2018年7月7日閲覧
- ^ “Google Doodle「神奈川沖浪裏」”. 2012年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ “新型パスポートは「富嶽三十六景」 芸術作品の採用は初”. 朝日新聞デジタル. 2020年6月3日閲覧。
- ^ “2020年旅券”. 外務省. 2020年6月3日閲覧。
- ^ “新紙幣を正式に発表 一万円札の裏は東京駅”. 産経新聞. 2019年4月9日閲覧。
出典
- ^ 藤澤 2008, p. 97.
- ^ a b 日野原 2019, p. 210.
- ^ 日野原 2019, p. 213.
- ^ 日野原 2019, pp. 210–211.
- ^ 大久保 2007, p. 154.
- ^ 山梨県立博物館 2007.
- ^ 小林・大久保 1994, pp. 77–79大久保「風景版画の大成と主題」
- ^ 日野原 2019, pp. 211–214.
- ^ スミス 1998, p. 25.
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- ^ 日野原 2019, pp. 212–213.
- ^ 村上哲 2020, p. 159-160.
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- ^ 磯 1961, pp. 72–73.
- ^ a b 馬渕 2017.
- ^ 国際浮世絵学会 2008, p. 514及川茂「リビエール、アンリ」
- ^ 日野原 2019, pp. 5–12, 212–213.
- 1 富嶽三十六景とは
- 2 富嶽三十六景の概要
- 3 影響
- 4 図版
- 5 脚注
- 6 外部リンク
冨嶽三十六景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 18:13 UTC 版)
詳細は「冨嶽三十六景」を参照 富士山を主題として描かれた大判錦絵による風景画揃物で、主板の36図、および好評により追加された10図の、計46図。初版は1831年(天保2年)頃に開版、33年頃に完結している。落款は北斎改為一筆。版元は西村屋与八(永寿堂)。 北斎の代表作として知られる。「神奈川沖浪裏」を見たゴッホが画家仲間宛ての手紙の中で賞賛したり[要出典]、その後の西欧の芸術家に多大な影響を与えたとされている[要出典]。ドビュッシーが交響詩『海』の着想をこの絵から得たとする主張 は俗説であるものの、初版スコアの表紙には神奈川沖浪裏から写した波が描かれている。波頭が崩れるさまは常人が見る限り抽象表現としかとれないが、ハイスピードカメラなどで撮影された波と比較すると、それが写実的に優れた静止画であることが確かめられる[要出典]。波の伊八が製作した彫刻との類似性も指摘されている[要出典]。
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