性能機能とは? わかりやすく解説

性能・機能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/27 15:16 UTC 版)

MTV (ボディアーマー)」の記事における「性能・機能」の解説

防御力 全体に対拳銃弾・対砲弾片用のソフトアーマーが内蔵されているほか、前面背面および脇腹に対小銃弾用のSAPIプレート(トラウマプレート)を挿入することが可能な設計になっているIBAでは脇腹プレートポケットオプション装備であったが、MTVでは両側面のカマーバンド部分ポケット標準装備されている。首を守るカラーアーマーや鼠蹊部を守るグローインアーマーも標準装備となっている。 重量 総重量30ポンド達しており、非常に重いため、より軽量なSPC任務に応じて使い分ける方式採用されている。 クイックリリース機能 クイックリリースとは、落水時や負傷時にプルタブを引くことによりボディアーマー各パーツ連結しているワイヤー引き抜かれることで瞬時アーマー分解される機能である。 1999年12月発生したヘリコプター海上墜落事件で7名の兵士ボディアーマー脱げず溺死した教訓から開発されシステムであり、2000年代初頭から特殊部隊向けのアーマーなどで採用されていたが、海兵隊一般部隊向けに採用されたのはMTVが初であったPALSテープ PALSパルス)とは、タクティカルベストボディアーマー一定の間隔縫い付けたテープ各種装具取り付けるシステムで、その使いやすさ装具取り付け自由度から各国の軍や法執行機関広く採用されている。 MTV前面上部PALSテープの縦縫い間隔上下でずれているためポーチ取り付け位置自由度向上している。 着用方法 羽織るように着用していたIBA異なり頭から被るように着用するプルオーバー方式採用している。固定に関して背面左右から伸びたカマーバンドを体に巻きつけて前面固定するという方法取っている。 観音開き式で何かに引っかかったときに前面開放してしまうという不具合があったIBA教訓から生まれた方式であったが、シューティンググラスや眼鏡戦闘用ヘルメット装備している状態で着用できない点や着用時に顔や耳を傷つけるという欠点があった。改良型のIMTVでは肩にバックル追加することで、着用時に肩の連結外して容易に着用できるように改善されている。

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性能・機能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 15:38 UTC 版)

防弾チョッキ3型」の記事における「性能・機能」の解説

クイックリリース機能 クイックリリースとは、落水時や負傷時にボディアーマー各パーツ連結しているワイヤー引き抜き分解する機能で、陸上自衛隊では防弾チョッキ2型(改)で初め採用されている。2型ではクイックリリースハンドルが下部側面取り付けられていたが、3型場合は首の下に変更され、より使いやすくなっている。この配置は、アメリカ陸軍IOTVと同じである。 PALSテープ PALSパルス)とは、タクティカルベストボディアーマー一定の間隔縫い付けたテープ各種装具取り付けるシステムで、その使いやすさ装具取り付け自由度から各国の軍や法執行機関広く採用されている。しかし、陸上自衛隊ではPALS採用している装具2型のみであり、旧来の弾帯装着するタイプクリップ装具取り付けられるように独自の規格採用していた。3型ではそれを海外一般的に使われている「幅1インチ(2.5cm)のテープ横間1.5インチ(3.8cm)で縫いつけ、上下テープとの間隔1インチ空ける」方式変更することで民生品PALS装具アメリカ軍MOLLE装具利用可能になっている。下部テープ4列は上下間隔無し縫い付けられており、弾帯装具を無改造取り付けられるように考慮されているほか、MTVSPCのように縫い付ける位置上下でずらすことで装備取り付け位置自由度高めている。IOTV同じくテープ自体迷彩化されている。 腰バンドバンドボディアーマー内部カマーバンド取り付け、それを腰に巻く事でアーマー重量を肩だけでなく腰に分散させたり、アーマー密着度を高め効果がある。これに関してIOTV初め採用され機構である。なお、ボディアーマー前部後部連結している側面部分カマーバンドと言うため、説明文を読む際には注意が必要である。 重量 2型付加器材挿入時の重量が12kgと、アメリカ陸軍重量不評だったレンジャーボディアーマー同等であり、隊員負担大きいと予想される3型ではこれを改善するために軽量化行っている。 ドラッグハンドル 後面上部にはドラッグハンドルが取り付けられている。負傷して行動不能になった際にはほかの隊員がここをつかみ、牽引ドラッギング)することが可能となっている。 肩部2型肩部外側装備されていた肩のアーマー内側移動し外側には滑り止め加工施されている。これは、2型引き続き採用されたものであり、サスペンダーベストなどの装具小銃銃床スリングなどを固定することを考慮したものと考えられる着用方法 羽織るように着用していた戦闘防弾チョッキ2型異なり頭部から被るようにして着用するプルオーバー方式採用し、体への固定に関して背面左右から伸びたカマーバンドを体に巻きつけるという方法取っている。羽織る方式アーマーは何かに引っかかった時に前面勝手に開放してしまうという欠点があり、プルオーバー方式はそれを解消しているが、「着用時に顔や耳を傷つける」ことや、眼鏡やシューティンググラス、戦闘用ヘルメット装備している状態では着脱できないという欠点があり、それを解消するために海外の軍では肩の部分バックルなどで開放可能になっているアーマーも多いが、3型そのような設計はなっていない。 日本海外ボディアーマー比較戦闘防弾チョッキ防弾チョッキ2型(改)防弾チョッキ3型IBAIOTVSPCS画像 配備開始1992年 2003年 2014年 1998年 2007年 2010年 総重量不明 12kgサイズ不明 不明 7.4kg(※6)Mサイズ 13.6kgMサイズ 9.9kgMサイズ小銃弾板(※1)× ○ ○ ○ ○ ○ わき腹用耐小銃弾× × × △(※7) ○ ○ DAPS※2× × ○ ○ ○ × グローインアーマー(※3)× × ○ ○ ○ × クイックリリース機能(※4)× ○ ○ × ○ ○ PALSウェビング× △(※5) ○ ○ ○ ○ 備考※1アメリカ軍官給品には「SAPISmall Arms Protective Insert)」という名称が付けられている(※2)(Deltoid Axillary Protection System)、上腕側面から心臓や肺を守るアーマー(※3)鼠蹊部アーマー(※4)落水時や負傷時にアーマーワンタッチ分解する機能(※5)PALSウェビングが独自規格(※6)改良型ESAPIやESBI(わき腹用耐小銃弾板)などを追加装備した場合は15kg(※7)オプション装備

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