広島東洋カープ時代
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1968年 根本陸夫が監督に就任。根本はトレードでベテランの山内一弘を獲得する。大打者であった山内を選手たちに見せることで、チームを活性化させるのが狙いだった。 阪神との開幕3連戦に連勝し首位でスタートするも、5月に7連敗で一時3位に転落。しかし6月には首位に返り咲き、12連敗がスタートする7月初めまで守った。外木場義郎・安仁屋宗八両投手、野手では山内の活躍もあって3位となり、球団創立19年目にして初のAクラス入りを果たした。球団創立1年目(1950年)から1967年までの18年連続Bクラスは、当時の日本記録で、現在でもセ・リーグワースト記録。なおシーズン中に12連敗してのAクラスはプロ野球史上唯一。 1969年 前年とは一転し、8月に11連敗するなどで最下位に終わる。根本時代は、当時巨人がV9時代を迎えていることもあり、成績こそ振るわなかったが、投手で外木場義郎、打者では衣笠祥雄と山本浩司のYK砲に水谷実雄ら、後の「赤ヘル軍団」フィーバーを巻き起こし中核を成した選手の台頭を促した。 シーズン後、当時の監督である根本陸夫とチーム強化の方針をめぐっての意見の対立から上田利治コーチが退団している。
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広島東洋カープ時代
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1983年のドラフト会議で2位指名を受け、広島東洋カープへ入団。1年目の1984年は、5月から一塁手としてクリーンナップに座り規定打席(26位、打率.280)に到達。16本塁打を放ち、同年10月24日、セ・リーグ新人王に選出される。「赤ヘルの若大将」として衣笠祥雄や山本浩二の後継者として期待された。1985年は打率.290を記録するものの、故障もあって出場機会が減少。 1986年も序盤を欠場、長内孝に定位置を譲り二塁手として起用されるなど伸び悩む。5月8日の対阪神4回戦で初めてスタメン出場し、4回表に今季1号本塁打を放つ。前打者の長嶋清幸が3号2ラン、小早川に続いて木下富雄も1号を放ち、広島はこの回で1イニング3者連続本塁打を記録した。この試合で、9回裏の守備を終えベンチに引き揚げた後、マネジャーの衛藤雅登から、小早川の大学時代から筋萎縮性側索硬化症を患っていた母親が7日午後に死去したことを知らされた。これは、父親の「息子のためにも試合が終わるまで知らせないでほしい」との配慮からだった。 1987年には長内の不調もあって一塁手として復活、引退した山本浩二の後継として四番打者に定着した。監督の阿南準郎に「パワーがあり、チャンスに強い」と期待される。24本塁打、93打点、リーグ最多の勝利打点16を記録を残した。 同年9月20日の対巨人21回戦で、1-2とリードされた9回裏二死一塁で、巨人先発・江川卓から逆転サヨナラ20号2点本塁打を放った。打たれた江川はマウンドに座り込み、試合後も涙を流した。江川はシーズン終了後の11月13日、32歳で現役引退を表明し、記者会見にて現役引退を決めた理由として「右肩の痛みが限界に達していたが、あの試合は近年になく好調だった。だが、小早川君にサヨナラ本塁打を打たれたことで、野球人生が終わったと感じた」などと語った。このサヨナラ本塁打は「江川を現役引退に追い込んだ本塁打」として知られるようになった。 1988年は、出塁率でリーグ2位を記録する。春季キャンプ前、沖縄県具志川市(現うるま市)内で自主トレ中に高熱と下痢を発症。診察の結果、赤痢の感染が判明し病院は閉鎖、隔離病棟に収容されるなどの騒動に発展した(当時の伝染病予防法で赤痢は隔離を要する法定伝染病だった為)。シーズンに大きな影響はなかったものの、それに絡んだファンからの野次を浴びたという 1989年には自己最高の打率.301(10位)を記録した。1991年頃からチームは監督の山本浩二の下で野村謙二郎や前田智徳ら若手が台頭する一方、小早川は先発を外されることが多くなり、また一塁を守る選手の増加に伴い(ルイス・メディーナ、御船英之、山田和利、ルイス・ロペスなど)、スタメン争いが白熱して年齢的にも彼らの中で最年長だった。1994年以降は完全に控えに回る。
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