山交百貨店時代とは? わかりやすく解説

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山交百貨店時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 07:52 UTC 版)

山交百貨店」の記事における「山交百貨店時代」の解説

移転後は3店舗の中で一番甲府駅に近いという好条件であったが、1975年昭和50年)に倒産した中込百貨店西武流通グループ買収し新ビル建てた上で西友中込店(その後甲府西武改名)として営業開始。さらに岡島百貨店増床計画持ち上がったため、山交百貨店改築乗り出した1985年昭和60年)に甲府駅ビルエクラン」(現:セレオ甲府)の完成とともに甲府駅バスターミナル現在の甲府駅南口正面移転して旧バスターミナルの場所に改築用のスペース作り、翌1986年昭和61年)に開催されかいじ国体終了待って営業休止し建物解体した。 3年後1989年平成元年)に地上5階建、地下4階建の新しい建物完成し営業再開1階2階の間にスパイラルタイプのスパイラルエスカレーター設置し1階の上エスカレーターの間に時計台設置していた。 改築後はバブル景気乗り売上は順調であったが、バブル崩壊後1990年代不況甲府駅前の空洞化により売上低迷した1998年2月には甲府西武閉店1999年11月にはトポス甲府店(旧:ダイエー甲府店)が相次いで閉店している。 詳細は「甲府市中心市街地活性化基本計画#概要」を参照 運営会社山交GMS事業失敗後述)による負債重くのしかかったことから、親会社国際興業経営健全化目的運営会社新旧分離実施した。まず2007年平成19年2月株式会社山交百貨店設立して山交百貨店のみを移譲負債だけとなった山交同年3月株式会社甲州管財商号変更したうえで臨時株主総会解散決議し同年7月東京地裁より特別清算手続決定を受け、清算業務行なっている。 経営新会社移った山交百貨店2008年平成20年)の改装工事実施しスパイラルエスカレーターの右半分下り)と1階にあった時計台撤去行なった2015年平成27年12月17日より甲府駅バスターミナルにあったバスセンター当百貨店地下1階バス案内所百貨店前に移転2017年平成29年8月9日新案内所竣工まで営業行っていた。 新会社移行後も郊外大型店舗増加東京へ買い物客流出、さらにネットショッピング台頭などにより、売上高1997年2月期の約121億7700万円から2018年3月期には約28億4300万円まで大きく落ち込み全盛期100店舗あったテナントも、キーテナントであった無印良品2017年平成29年10月29日イオンモール甲府昭和移転するなど2019年平成31年3月時点67店舗までに減少し駅前通行量の減少新規テナントの出店躊躇される状況であったまた、山交百貨店親会社である国際興業グループ内でも2014年平成26年)にサーベラス・キャピタル・マネジメントからの株式買い戻し発端とした再編が行われ、この過程名前の由来になった山梨交通系列バス事業トラベル事業グループから離脱したことで山交百貨店との資本関係なくなり甲府市にあった富士屋ホテルチェーン甲府富士屋ホテル2018年平成30年5月2019年3月をもって営業終了することが発表されるなど(2019年4月より別資本譲渡され甲府記念日ホテルとして営業継続)、山交百貨店提携する企業県内から相次いで喪失していった。国際興業株式買い戻しにより1400億円の負債抱えており、山交百貨店支援する体力残されていない状況であった。 この状況2018年3月期に純損失1億2900万円純資産もマイナスに転じ、さらに2019年3月期は純損失1億7600万円計上するなど先行き見通せなくなったことから、同年9月30日をもって閉店することを決定した2019年9月30日19時の閉店時間従業員正面玄関前に並び200人の観衆の前で店長閉店告げ挨拶行い最後従業員店内戻り頭下げた状態でシャッター降ろされ1954年開業甲府松菱以来65年間の歴史に幕下ろした

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