安達町関連の登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 04:49 UTC 版)
「カジテツ王子」の記事における「安達町関連の登場人物」の解説
大野 晶(おおの あきら)・チエコ 辰也の父が経営する「幸せ研究所」唯一の社員の女の子。ここで働くようになったのは、就職活動に失敗し、親に嫌みを言われているときに唯一採用してくれた会社だったから。辰也にはなぜか「チエコ」と勝手に呼ばれている。辰也の父との関係は不明だか、「所長やさしいからつい甘えちゃうけど」などとコメントしていることから、比較的良好と言える。生き別れの妹のふりをして辰也をだまし、ツルベの絵を買わせていた(その絵はルートビィッヒに飾ってある)。素直になれない性格で、見栄からすぐ嘘をついてしまう上、現在の職業から地元では「嘘吐き女」で通っている。ひょんなことから辰也とキスしてしまい、またなぜか辰也の前では素直になれる自分に気がついた晶は、いつしか辰也に好意を抱くようになる。高橋さんに夢中な辰也に苛立ち、ついに告白するが辰也は照れ隠しで「いつもの冗談だろ?」とまともに聞き入れなかった。その後、海や旅行編、日常などを通し徐々に辰也とは親密な関係になってきている(実際両想いであるが阿藤にその事を指摘されても信じようとはしなかった)。日本舞踊を習得し、絵も達者。幸せ研究所のツルベの絵はらっせんのサインが書いてあるが、実際は彼女の筆によるもの。実は画家・大野天心の娘。最終回では辰也の子を妊娠する。 高橋 優(たかはし ゆう) 辰也が片思いしている近所のコンビニの店員の女子大生。辰也は彼女のシフトを把握しているようだが、ニートであることがばれるのを恐れ、その時間帯にはあまり行かない。「お釣りを丁寧に渡してくれる」と辰也がコメントするような、接客態度のいい優等生タイプ。クリスマスの日に出勤していたことから彼氏はいないと思われるがその後同じ大学の男と付き合い始めた事がわかり、それが原因で辰也は傷心旅行へ出かける。ただし、高橋さん本人はどこか煮え切らない様子。ひょんなことから辰也と親しくなり、次第に好意を寄せるようになり大野を絡めた三角関係にまで発展する。前髪パッツンの髪型がポイント。酔った辰也に「スイカ頭」と言われて以来、ヘアピンで止めて流している。性格は天然ボケに近く、様々な聞き間違いで辰也を境地に陥れたり辰也の姉に惚れたりと、性格の上塗りがされていき登場初期とはかなり改変されている。マタギを生業とする東北の山村「高橋村」の村長の娘。 宇佐見(うさみ) 通称・ウザミ。辰也の同級生で青年団のメンバー。地元の不動産屋で働いている。最初はニートである辰也を笑いものにしたが、やがて何かと心配して顔を出すようになる。ただ辰也はそれもひどくうっとうしいと思っている。 小西(こにし) 通称・団長。地元青年団の団長。地元の若者たちの彼への信望はとても厚い。ただし、辰也同様ニートである。いつも笑顔でつかみどころのない人物だが、辰也の母と関係を持っている疑いもあり、とかく恐ろしい男。ちなみに家族はみんな同じ顔である。最終回では青年団での活動が評価され、イベント会社に就職している。 及川 奈央紀(おいかわ なおき) ヤクザ。辰也の父の借金を取り立てに来るが、見た目に反して極端なバカ。実は辰也の小学校時代の同級生であり、その時のアダ名は「ジュラ紀」。辰也が自分のヒヤシンスに理科室の薬品をかけたところ、巨大なシダ植物に変化してしまったため、あわてて及川のヒヤシンスとすり替えてしまった結果、彼がいじめられることになった。罪悪感から及川をかばった辰也を、今でも男の中の男として尊敬している。再会後友人としてつきあい、辰也が風邪で寝込んだ際には店の前でお百度を踏み、亜紀に追い出された。辰也が童貞である事を知り、自分の妻を抱かせようとするなど、非常に義理堅い。 弁天(べんてん) 本名なのか愛称なのかは不明。及川の女。及川を愛するあまりアホになった。及川の頼みで辰也の筆おろしをしようとするなど、極道の女としての度胸と挺身を心得ている。 勘吉(かんきち) 及川の舎弟。「しゃーすぞコラァ!」(裏声)でしか喋れない。謎だらけの男だが、及川には絶対服従している。現在、全国で指名手配されている。 瞬(しゅん) 重病の小学生。学校にも行けないので、病気がまだそれほど重くなかった頃は、親が仕事の間、ルートヴィッヒで過ごしていた。当時半ばひきこもりだった辰也は、リハビリをかねて瞬の相手をすることを命じられ、一日中オセロをしていた。子供相手でも本気でムキになる「嘘のつけない」辰也に次第に心を許していく瞬だったが、そんなある日、突然病気が悪化して入院してしまう。瞬の命がもう長くないことを知った辰也は、おまえの病気はすぐ治ると嘘をつくのだが、その顔は涙でぐしょぐしょだった…。一年後、瞬の命日。瞬の遺影の前で語りかけながらオセロをする辰也の姿がそこにはあった。ギャグマンガであるカジテツ王子唯一の泣ける話として話題になった異色の一話。 山崎 純(やまざき じゅん) 辰也が、バイトの面接を初めて受けた警備会社「ニコラス警備」の社長の依頼でニート更生に挑んだオタク。「絵に描いたようなオタク」で二次元萌えを強調するが、実は本当の自分を見失った元暴走族総長のなれの果てで、オタクのふりをしているだけである。眼鏡を取ると極端にイケメンになる。口ぐせは「~でござる」「萌え~(ぼえ~)」。二次元のものならなんでも萌える。 ボブ・パチョレック ホームステイで浅野家にやってきた外国人。外見は辰也曰く「トレーラーの運転手」。ノリは日本の中学2年生と同じだが文化については曲解している節がある。後に芹沢の高校へ留学生としてやってきた。芹沢に告白するが振られる。 伊集院 千尋(いじゅういん ちひろ) 辰也の高校時代の同級生。辰也と同様に高校時代は友人がおらず、現在もニート。高校生時代は帰宅部であるが本人曰く「今年のドラフトで1位になる」との事。電柱にツリーハウスのような家を建てて住んでいたが、後に近藤さんの家に居候する事に。
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