なら‐じだい【奈良時代】
奈良時代 (ならじだい)
奈良時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 17:28 UTC 版)
奈良時代(ならじだい)は、日本の歴史の時代区分の一つで、第43代元明天皇により平城京(奈良・現奈良県奈良市)や聖武天皇の難波宮に都が置かれた時代。日本仏教による鎮護国家を目指して天平文化が花開いた時期とされる。
注釈
- ^ いわゆる鑑真将来経。
- ^ この「啓」は特殊な性質を持っている。唐六典一左右司郎中員外郎条や司馬氏書儀などの中国の書物によれば、官庁の長官に官人が上申する時に用いられる形式であるほか、親族間における尊属・長属や婦人の夫に対するもの、尊属だけでなく卑属の逝去を慰問する時、吉凶の挨拶や起居を通ずる場合、忠告・祝賀・謝礼・知人の推薦等、多岐に渡って用いられた。そのため「啓」は「私書」「家書」に分類され、「公文に施す所に非ず」、即ち、個人的な通信に使用するもので国家間の公式なやり取りにはふさわしくないものとされた。
- ^ ただし、地下式横穴墓や板石積石棺墓などの九州南部の地下式墓制を熊襲・隼人と直接結びつける考え方は、現在では行われていない。
出典
- ^ 北山(1979)[要ページ番号]
- ^ a b c 吉田(1992)
- ^ 小澤 (2005) pp.142-148
- ^ 佐藤 (2002) p.20
- ^ 鐘江 (2008) p.88
- ^ 石母田 (1989) pp.15-17
- ^ 酒寄 (2002) pp.271-272
- ^ 鐘江 (2008) p.134
- ^ 鐘江 (2008) p.78
- ^ 森公章『「白村江」以後』講談社、1998年、ISBN 4062581329
- ^ 酒寄 (2002) p.285
- ^ 酒寄 (2002) p.295
- ^ 石井(2003)
- ^ 酒寄 (2002) p.283
- ^ 酒寄 (2002) pp.296-305
- ^ 酒寄 (2002) p.274
- ^ 鐘江 (2008) pp.156-157
- ^ 鐘江 (2008) pp.158-159
- ^ 酒寄 (2002) pp.306-307
- ^ 鐘江 (2008) p.149
- ^ “「エミシ」と「エゾ」”. 青森県立郷土館. 2013年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月5日閲覧。
- ^ 酒寄 (2002) pp.280-281
- ^ 酒寄 (2002) pp.287-290
- ^ 酒寄 (2002) p.304
奈良時代(創建)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:54 UTC 版)
「慈恩寺 (寒河江市)」の記事における「奈良時代(創建)」の解説
伝承によれば、神亀元年(724年)に行基がこの地を選び、天平18年(746年)に聖武天皇の勅により婆羅門僧正菩提僊那が寺院を建立したのに始まるとされる。山号を寒江山とし、大慈恩律寺と称した。 しかし、奈良時代盛時の勅願寺であれば平地に七堂伽藍を建築するべきところを、慈恩寺は山中に伽藍を構築しており山岳寺院の傾向を持つ。麻木脩平によれば、慈恩寺開創の時期は平安初期の9世紀と考えられるという。その根拠として第一に、全国的に弥勒菩薩を本尊とするか本尊に準ずる扱いを受けている寺院はほとんどが平安初期に創立されたものであること。第二に永仁の大火(1296年、後述)で焼失した本尊は平安初期に盛行した檀像風の像であったと考えられること。第三に慈恩寺が、寺号や弥勒菩薩との関わりが深い法相教学の寺院として創建されたと考えると、この寺を開いた僧侶は南都(奈良)仏教系の人であると考えられ、南都系僧侶が出羽国にまで教線を拡大する情熱と力を失っていない時期は平安初期までで、それ以後とは考えられない。法相宗の徳一が会津で活動したのは9世紀前半であり、山形県内にも徳一開基を伝える寺院があり、南都の法相宗が県内に進出したのはほぼ確実なことを挙げている。さらに、平安時代に出羽国に設置された定額寺の中に慈恩寺の名が見えないことから、慈恩寺は当初、定額寺に列せられるような規模の大きな寺ではなく、小規模な法相系の私寺だったのではないかと論じた。 本山慈恩寺管長布施慶典の『法相宗について』によれば、現在でも本堂で行われる行事、修正会・一切経会などは法相宗の様式を伝えているという。
※この「奈良時代(創建)」の解説は、「慈恩寺 (寒河江市)」の解説の一部です。
「奈良時代(創建)」を含む「慈恩寺 (寒河江市)」の記事については、「慈恩寺 (寒河江市)」の概要を参照ください。
奈良時代
「奈良時代」の例文・使い方・用例・文例
- 奈良時代と平安時代
- 奈良時代大宝令における四等官の最上位の役職
- 奈良時代,唐から伝来した太刀
- 律令制における,外官という官職(奈良時代)
- (奈良時代)諸国の国分寺に配置された僧官
- 奈良時代から戦国時代にかけての貴族と寺社の私有地
- 奈良時代という時代
- 奈良時代までの文献中の歌謡
- 奈良時代までの文学
- 蔵骨器という,奈良時代の骨収納器
- 奈良時代における,知太政官事という地位
- 奈良時代における,知太政官事という地位の人
- 奈良時代の朝廷
- 奈良時代
- 平準署という,奈良時代の役所
- 奈良時代の戸籍などに現われる戸の単位
- 奈良時代の漆工芸の技法
- 綿甲という奈良時代の唐様式の鎧
- 奈良時代の文学
- 奈良時代,正倉の並んでいた地域
奈良時代と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 奈良時代のページへのリンク