夫婦善哉 (小説)
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『夫婦善哉』(めおとぜんざい)は、織田作之助の短編小説。織田の5作目の小説で[1]、本格的に世に出るきっかけとなった代表的作品である[2]。大正から昭和にかけての大阪を舞台に、北新地の人気芸者で陽気なしっかり者の女と、安化粧問屋の若旦那で優柔不断な妻子持ちの男が駆け落ちし、次々と商売を試みては失敗し、喧嘩しながらも別れずに一緒に生きてゆく内縁夫婦の転変の物語。織田文学の特色の全てが原初的なかたちで現れている作品でもある[2]。
- ^ 織田作之助「わが文学修業」(現代文学 1943年4月号に掲載)。『定本織田作之助全集第八巻』(文泉堂出版、1976年)に所収。
- ^ a b c d e f g h 青山光二「解説」(文庫版『夫婦善哉』)(新潮文庫、1950年。改版2013年)255-264頁
- ^ 織田作之助「世相」(人間 1946年4月号に掲載)。『定本織田作之助全集第五巻』(文泉堂出版、1976年)に所収。
- ^ a b 織田作之助「大阪発見」。『定本織田作之助全集第八巻』(文泉堂出版、1976年)に所収。
- ^ a b c d e f 重岡徹, 「織田作之助「続夫婦善哉」について」『別府大学国語国文学』 No.49, 2007.12, pp. 1–12, 別府大学国語国文学会
- ^ a b 大谷晃一『関西名作の風土』(創元社、1968年)
- ^ 『テレビドラマデータベース』 [1]
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