坂井家
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「灼眼のシャナの登場人物」の記事における「坂井家」の解説
坂井 千草(さかい ちぐさ) 声 - 櫻井智 / 皆口裕子 悠二の母で専業主婦。人当たりがよく常に笑顔を絶やさないが、押しは強く、また高い見識の持ち主であり人の心の機微にも鋭い。家事一般に精通しており、料理上手で特に炒め物が得意。本人曰く運動神経も悪くないらしい。 子供の扱いに慣れており、また世話好きで面倒見が良い。感情表現に拙いシャナに対しては豊富な人生経験からしばしば的確なアドバイスを与え、アラストールやヴィルヘルミナとも教育論において対等に渡り合い、彼らから一目置かれている。アラストールのことを「アラス トオルさん」(アクセントは「ア」におく)と呼ぶ。 実年齢よりかなり若く見える。しかし年齢を若干気にしており、貫太郎にも自分の年齢をあまり他の人に教えないように言っている。 貫太郎の発言から、養護施設の類で育ったらしいことが窺える。 夫の貫太郎とは学生結婚で、今なおラブラブな良き夫婦。十二月に、妊娠していたことが判明する(XIII巻)。 アニメ版から登場している。 坂井 貫太郎(さかい かんたろう) 声 - 藤原啓治 悠二の父。職業は本人曰く『困った人の相談に乗る』仕事で、普段は海外に単身赴任している。他人を驚かせるのが好きらしく、普段から帰宅の際に事前の連絡は入れない模様。冗談やジョークをよく言うが、妻の千草曰く「笑えないのにショックばかり大きい」。 細身の体型だが、かなりの大食らいでしかも無茶な食べ方をする。運動神経が良く、シャナの飛び蹴りを偶然に助けられながらもかわしたほどである。尾行や調査の手腕は一流で、大戸ファンシーパークでヴィルヘルミナを追跡した際には彼女に全く気取られず、しかも僅かな時間で変装を次々と取り換えてみせる手腕を示す。 見た目は妻・千草同様とても若々しいが、千草への配慮であまり年齢は言わないようにしている。 学生時代、当時恋人であった千草の妊娠を機に結婚。実家から勘当され、現在も交流はない。 仕事で海外にいたが7月、御崎市(の駅近辺)が教授との戦いで壊滅したニュースを聞きつけ、家族を心配して休みを貰って一時帰宅。その際にシャナやヴィルヘルミナ・カルメル、吉田一美と顔を合わせ、シャナと「息子を酷い目に合わせようとしている」ヴィルヘルミナの話し合いの場を設けるのに一役買っている(IX巻)。その後すぐ仕事に戻ったが、12月中旬に再び帰宅、悠二に千草の妊娠を告げ、今まで黙っていた「双子の兄」の存在を明かす(XIII巻)。「双子の兄」について悠二には黙っていたのは、悠二が「見知らぬ兄」の存在を受け止められるか分からず逆に傷つけるかも知れなかったことと、自分たちが辛い思いをして一生胸の内に秘めておくつもりだったため。 アニメ版では第2期から登場しているが、登場する時期が少しずれ、帰ってきた理由も原作と異なる。坂井家に長期間滞在しており、清秋祭のパレード行列を千草と共に見物している。また、原作ではシャナとヴィルヘルミナを尾行し、見つかった際に尾行の理由を冗談で「趣味」と言ったのに対し(本当の理由は2人が危険な人物でないかを探るため)、アニメ版では本当に「女性を尾行するのが趣味」となっている。清秋祭終了後に単身赴任に戻ったが、12月中旬に再び帰ってきてクリスマス・イヴを千草と2人きりで過ごしている。 坂井 三悠(さかい みゆ) 悠二たちが新世界へ旅立ってすぐ後の二月下旬に生まれた貫太郎と千草の娘で、悠二の妹。誕生時にはすでに悠二との繋がりは消えていたが、御崎市の復元を行った際に御崎市の人々に響いた悠二の声から、悠二がそこにいた証として“三”の文字ともう一つの文字“はるか”をあわせて名付けられる。
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