坂井量之助
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/01 15:00 UTC 版)
坂井家は江戸時代から続く下戸倉宿の名主。15代目の量之助は明治期には戸長から貴族院議院互選人となった。私財で戸倉温泉を掘削・開湯し、戸倉駅誘致に尽力したが、温泉施設は毎年千曲川の水害で流失して損害を被り、坂井家は2度の破産に見舞われた。1905年(明治38年)に戸倉駅開業を待たずに没した。 坂井家は1596年(慶長元年)以来の酒蔵でもあり、現在も戸倉駅付近で旧家を改装した酒屋として営業している。1760年(宝暦10年)建築の母屋をはじめとして、宝暦、寛政、慶応、明治、大正、昭和期の酒蔵が残され、国の登録有形文化財に登録されている。
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