勝利校の校歌演奏と校旗掲揚とは? わかりやすく解説

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勝利校の校歌演奏(斉唱)と校旗掲揚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 06:51 UTC 版)

日本の高校野球」の記事における「勝利校の校歌演奏斉唱)と校旗掲揚」の解説

試合勝負決した後、勝利校の校歌演奏と校旗掲揚が行われている。 これを発案した人物は、大阪毎日新聞記者だった人見絹枝である。人見1928年アムステルダムオリンピック女子800m日本女子陸上初となる銀メダル獲得しており、このときの表彰式での国歌演奏国旗掲揚感激してこれを発案1929年の春の第6回大会から始められた。最初に校歌演奏校旗掲揚行った学校は、八尾中(大阪)だった。阪神甲子園球場での全国大会では、阪神園芸職員校歌テンポ長さ合わせてスコアボードの裏手動掲揚している。 夏の大会での勝利校の校歌演奏と校旗掲揚は、春の大会より28年遅れて1957年第39回大会から始められた。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}最初に校歌演奏校旗掲揚行った学校は、坂出商(香川)だった。夏の大会では「校歌演奏」とアナウンスされるが、春の大会では「校歌斉唱」とアナウンスされる(初戦2回攻撃前は「校歌演奏」とアナウンスされる)。なお、地方大会では、校歌演奏斉唱)のある地区とない地区分かれる[要出典]。 雨天コールド勝利した場合濡れた選手応援団体調考慮し校歌演奏省略することがある。また引き分け再試合決まった場合は両校の校歌当然のことながら演奏されない。 こうした校歌演奏等は勝利校のみを対象始められたが、1999年第71回選抜大会から春・夏の各甲子園大会初戦試合中(2回表裏前)に両校の校歌場内流されている。千葉県など一部地区ではこれに倣い初戦のみならず全試合において2回に両校の校歌流しているほか、試合前のシートノック中に校歌を流す地区もある。7回裏の後、校旗が一旦降納され、試合終了後勝利校の校旗掲揚される。 夏の甲子園では主催者側男声合唱による音源用意するが、センバツや夏の地方大会では学校側のものが使われるセンバツのみスコアボード歌詞表示される済美愛媛)のように、校歌制定されているが別の応援歌学園歌演奏されることもある(済美女子校から共学化したのを機に学園歌」が制定された)。 なお、大学系列係属提携校高校独自の校歌が未制定である場合母体大学校歌演奏されることがある近大付や駒大高、駒大岩見沢駒大苫小牧早稲田佐賀東北学院等)。また同じく独自の校歌持たない天理奈良)の場合は「天理教青年会歌」が演奏される(ただし、2009年から同歌が正式に同校校歌制定された)。校歌制定かつ大学系列でもない場合夏の選手権大会で大会歌の「栄冠は君に輝く」が演奏されるこうした学校校歌相当する楽曲呼称が「校歌」ではない学校済美の「学園歌」、天理の「青年会会歌」、慶應義塾系列校の「塾歌」、国士舘の「舘歌」など)においてもアナウンス上は「校歌」で統一される校歌一定の長さ上の場合省略したものを用い場合がある。最近では済美千葉大付などが該当する池田徳島)は1番と4番実質サビ)をつなげたものを使用。また沖縄水産鹿屋中央鹿児島)は校歌3番斉唱している(鹿屋中央は、校名3番にしか入っていないことが理由)。花咲徳栄埼玉)の校歌は1〜4番それぞれ春夏秋冬題材にしており、春の大会では1番、夏の大会では2番、秋の地区大会で3番斉唱する。連合チーム場合試合ごとに1校の校歌のみを演奏する。 また甲子園大会において大会本部不手際により、本来のものとは異な校歌流れたり校歌途中で止まってしまった場合がある。 第63回選手権大会1981年)では1回戦勝利した秋田大付校歌斉唱において、誤って秋田経済大学校歌流された。2回戦では本来の校歌演奏された(1973年10月までは同校でも大学と同じ校歌使用していた)。 第69回選手権大会1987年)では1回戦勝利した東海大山形校歌が本来の曲調異なアップテンポのものにアレンジされていた。学校側からの抗議を受け、2回戦では同じくこの大会出場していた東海大甲府音源利用して東海大学付属高校校歌メロディーが共通のものであるため)新たに収録したものを放送した第75回選抜大会2003年)の初戦2回攻撃前と試合終了後、さらに第84回選抜大会2012年)の2回攻撃前において、本来2番まで流れるはずの横浜校歌が1番のみで終了してしまった。第75回大会の2戦目以降、および第84回大会試合終了後は本来の校歌演奏されている。 第97回選手権大会2015年)の初戦勝利した敦賀気比校歌が、機械トラブル影響途中で止まってしまい一時騒然となるが、応援団観客の手拍子アカペラによって校歌歌いきった。 第91回選抜大会2019年)で1回戦勝利した豊の校歌斉唱後、アウトロが終わる前に選手走り出してしまい急遽作曲者南こうせつアウトロ短縮版音源作成2回戦から差し替えられた。翌年大会からは差し替え音源使用している。

※この「勝利校の校歌演奏(斉唱)と校旗掲揚」の解説は、「日本の高校野球」の解説の一部です。
「勝利校の校歌演奏(斉唱)と校旗掲揚」を含む「日本の高校野球」の記事については、「日本の高校野球」の概要を参照ください。

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