初代 KA1/2/3/4/5/6型とは? わかりやすく解説

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初代 KA1/2/3/4/5/6型 (1985年-1990年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 21:24 UTC 版)

ホンダ・レジェンド」の記事における「初代 KA1/2/3/4/5/6型 (1985年-1990年)」の解説

ローバー・800」も参照 ホンダ初の3ナンバー仕様を持つ新しいフラッグシップカーかつ、アメリカで展開する高級ブランドである「アキュラ」向けの専用車種として登場当初4ドアセダンのみが用意されたが、1987年2月6日には、3ナンバー専用ボディにC27A型エンジン搭載する2ドアハードトップが追加されている。 ホンダ自社ラインナップとして初の「高級車クラスの車を開発するに当たり、当時業務提携関係にあり、か中型車上の車種開発ノウハウがあるイギリスブリティッシュ・レイランドBL、後のローバー)と共同開発行った。この共同作業積極的に進められBL関係者日本ホンダ開発現場出向きサスペンションセッティングからウォールナットパネルの使い方一つまで指導したという。また、ホンダ独自にクラス外国車購入して徹底的に研究したほか、開発担当者世界各国高級ホテル宿泊させ、「高級感」についての体験をさせたというエピソード残っている。こういったことからレジェンドでは歴代、のちの下級車種である「アコードインスパイア」/「ビガー」などでも日本車として異例なほど本木パネル天童木工製)へのこだわり見せたBLでのモデル名は「ローバー・825/820」で、「スターリング」は「825」の最上級グレードの名前である。日本国内販売されるスターリングは、ホンダ埼玉製作所においてレジェンドと同じライン生産されていた。 当時日本国内自動車工場では最大の2,300tプレス成型機器を導入ホンダ車体では従来粉体塗装ではなく、初の4コート4ベイク塗装工程採用したまた、日本初め運転席SRSエアバッグタカタとの共同開発)を搭載した乗用車北米向け1986年から、日本では1987年から)であり、当初から「A.L.B.(ABS対すホンダ商標)」を標準オプション設定していたほか、シートベルト装着している拘束感を和らげるテンションリレーファーやサイドドアビームなども装備し全面衝突対応した安全設計となっていた。この他モデル末期には世界初FF車トラクションコントロールシステム搭載された。 エンジン当初2.0LのC20A型と2.5LのC25A型を設定していたが、クラウンS130系)やセドリック・グロリア(Y31系)が3Lエンジン搭載した3ナンバー車登場させたのに対抗し1987年9月3日マイナーチェンジで、C25A型を2ドアハードトップ(および輸出用)に搭載されていたC27A型に変更した装備別に2.5L・2.7Lは「Xi Exclusiveエクスクルーシブ)」、2.0Lは「Gi Exclusive」、「Zi」、「Mi」などのグレード用意され、「Exclusive」系には天童木工製本木目パネル、トップグレードのみ100%ウールモケットシートが装備されている他、当時開発途上であったカーナビゲーションシステム搭載できるようなダッシュボードデザインとなっていた(最終的に開発が間に合わず試作機テスト搭載されただけに終わった)。歴代レジェンドにおいて、日本国内仕様では唯一この世代(2.0L NA車および2.5L車)にのみ、5速MT仕様用意されていた。 1988年10月14日マイナーチェンジでは、ホンダ独自開発した「ウィングターボ」を装着したC20A型ターボエンジン搭載の「Ti Exclusive」および「Ti」を設定また、4ドアセダンリアサスペンションが2ドアハードトップ同様のダブルウィッシュボーン改められた(従来スペースの関係でマクファーソンストラット採用)。なお、このマイナーチェンジにおいては自然吸気NA)のC20A型とC27A型のスペック変更されていないこの他日本市場向けのみグリル意匠リアランプ周りデザイン変更しそれまでのスポーティなイメージから、メッキ多用したラグジュアリーイメージを持つ外観刷新。またホイールデザイン一新したほか、内外装新色追加された。あわせて内装ダッシュボードデザインをより機能性の高いものに変更しシート生地改良施された。 セダンXi」がホンダ創業者本田宗一郎愛車として使用された他、当時ホンダエンジンを搭載したマシン乗っていたアイルトン・セナ中嶋悟使用していた。鈴鹿サーキットのマーシャルカーとして在籍したこともあった。また、多くホンダ役員専用車として使用された。リムジン仕様車も導入されており、本田自身運転しない時の専用車として使用された。この専用車本田技術研究所特注エアサスペンション仕様になっていた。その他、ホンダ車として初め東京都内ハイヤーとして採用された。また、ホンダ本社赤坂御用地向かい立地している事もあり、後期型シャンパンゴールド色)は秋篠宮家公用車としても使用された。 後期型 フロント豪州仕様後期型 リア豪州仕様アキュラ レジェンド

※この「初代 KA1/2/3/4/5/6型 (1985年-1990年)」の解説は、「ホンダ・レジェンド」の解説の一部です。
「初代 KA1/2/3/4/5/6型 (1985年-1990年)」を含む「ホンダ・レジェンド」の記事については、「ホンダ・レジェンド」の概要を参照ください。

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