初代 KA9型(1996-2004年)
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「アキュラ・RL」の記事における「初代 KA9型(1996-2004年)」の解説
1996年に、アキュラ・レジェンドの後継としてデビューした。「RL」とは「Refined Luxury」の頭文字からとったものであった。最初の3.5RLは1996年1月4日にラインオフした。エンジンはレジェンドの3.2Lから派生した3.5L V6エンジンで最高出力は210hpを発生する。このV6エンジンは多くのFF車で用いられる横置きではなく縦置きで配置されており、小さな回転半径で街中での扱いやすさを生んでいる。 1999年に、フェイスリフトを受けHIDヘッドランプやフォグライトを装備し、フロントバンパー、ボンネットなどが変更され、違いはわずかではあるがよりアグレッシブとなった。サスペンションが見直され、スプリングやブッシュ変更、ダンパー減衰力アップ、ディスクブレーキ径アップなどが行われた。内装も細かに見直され、安全装備では前席にサイドエアバッグが追加された。 2000年に、TCSに加えVSA(車両挙動安定化制御システム)が追加され、さらにナビゲーションがアップグレードされ、画面サイズが大きくなりマップデータベースがDVD化された。 2002年モデルではマットガードとホイールデザインが変更され、サスペンションはよりスポーティーとなった。もっとも大きな変更点はエンジンで、225hp/31.9kgf・mに出力が向上した。エンジンルームの遮音性が向上、さらにOnStarが追加された。 2003年、2004年モデルではリアターンシグナルがクリアレンズ化され、ホイールデザインが変更、インテリアもカラーリングが新しくなるなど複数のアップグレードを受けた。 3.5RLは、8年間フルモデルチェンジが行われない長寿モデルとなった。2004年モデルは北米ではアキュラ、ホンダのラインナップでエンジンにVTECを用いない最後のモデルになっており、エンジンの排気量を車名に用いた最後のモデルにもなっている。
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