初代 DC5型とは? わかりやすく解説

初代 DC5型(2001-2006年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 04:29 UTC 版)

アキュラ・RSX」の記事における「初代 DC5型(2001-2006年)」の解説

2001年1月北米国際オートショーRS-Xプロトタイプ発表し2001年7月より2002年モデルとして販売開始された。クーペのみの設定となったが、ヒットとなったアキュラ・インテグラ販売台数の8割がクーペモデルであったことが要因一つとなっている。 ボディストリームシビックと同じ「グローバル・コンパクトプラットフォーム」を使用し先代インテグラより曲げ剛性35%、ねじれ剛性116%向上、抗力係数も4%低減揚力係数にも優れる。米国高速道路交通安全局(NHTSA)の衝突テストでは前面が5スター側面が4スター結果となったエクステリアデザイン本田技術研究所和光研究所HGW)の案を元にしているが、ペンタゴングリルなどアキュラデザインも取り入れられており、ヘッドライト先代インテグラ丸目進化させたものとなっている。 サスペンション4輪ダブルウィッシュボーンから、フロントがコントロールリンクマクファーソンストラットとなったエンジン北米では初となるi-VTEC仕様のK20A型エンジン搭載しタイミングチェーン採用されたことも特徴一つで、メンテナンスコスト低減貢献している。2004年からカリフォルニア大気資源局CARB)LEV-2排ガス規制対応したインテリアパラボラ形状インストルメントパネル計器類などが特徴で、ベージュのインテリアカラーは後に日本インテグラにも採用されている。 グレードは「RSX」と「Type-S」の2種からなり、「RSX」は最高出力160hpのK20A3エンジン5速MT5速ATのいずれの組み合わせで、「Type-S」は最高出力200hpのK20A2と6速MT搭載される。「Type-S」のサスペンションはよりスポーツ仕様チューニングされ、フロントディスクブレーキ径も300mmと大きくなるタイヤは両グレードとも205/55R16 ミシュラン MXM4となる。 主要装備では「RSX」は皮巻きステアリングオートエアコン、6スピーカーオーディオ、イモビライザー盗難抑止システムクルーズコントロールムーンルーフサイドエアバッグなどが標準、パンチングレザーシートがオプション用意される。「Type-S」ではレザーシートが標準で、オーディオスペアタイヤ部にRichbassウーファー格納したアキュラ/Bose 7スピーカーシステムとなる。 2003年モデルではディーラーオプションで「Type-S」向けに「ファクトリーパフォーマンス」パッケージ設定リアスポイラー始めとしたエアロキット、スポーツサスペンションやブレーキタイヤなどが揃う。 2004年モデルではヒーテドドアミラー、ボディーカラー一つ追加された。「ファクトリーパフォーマンス」パッケージは「A-Spec」と名称が変更となった2005年モデルフェイスリフト実施フロント、リアフェイシアやサイドシルガーニッシュが再デザインされ切り欠きヘッドライト廃止となったサスペンション大幅に見直され重心高は7 mm低下キャスタートレールが9.9 mmから28.6 mmに、キャンバ角大きくなった。サスペンションマウント部の補強などによりボディフロント部が15%、リア部では21%剛性アップしている。ステアリングはクイックレシオになりコラム剛性アップブレーキシステム改良されペダルストロークショート化、剛性アップ果たしている。ルーフドア内に吸音材配置しフロントサブフレームにはダンパー追加キャビン内のノイズ振動低減したインテリアではクロムメッキやチタンカラーの装飾追加しフロントシート新しくなった。 「Type-S」では、さらにトランクリッドスポイラーを追加エンジンはK20Z1型となりカムシャフト、エギゾーストパイプ、マフラークランクシャフトプーリーインテークのシュノーケルダクトなどが日本のインテグラタイプRから採用され最高出力210 h@7,800 rpmに向上、レブリミットも8,100 rpmから8,300 rpmとなった。6MTは5速6速カーボンファイバー仕様のシングルコーンシンクロナイザーが新たに組み込まれ最終減速比は8.6%大きくなりインテグラタイプRと同様となった標準タイヤ16インチから17インチ215/45R17にアップされた。インテグラタイプRとの比較では、馬力車両重量タイヤサスペンション硬さ違いや、LSD、レカロシートブレンボ4ピストンブレーキなどの有無異なる。 2006年モデルでは、SAE馬力計測法見直しによりベースグレードは155 hpタイプS201 hp最高出力表記変更となった当初販売目標台数年間3台で、2002年は約3台を販売し目標達成しその後平均年間2万台を販売していたが、2006年夏生産終了となりニューモデル登場しなかった。RSXポジション先代より大幅にパフォーマンスアップしたホンダ・シビッククーペ Si引き継いだとなっている。

※この「初代 DC5型(2001-2006年)」の解説は、「アキュラ・RSX」の解説の一部です。
「初代 DC5型(2001-2006年)」を含む「アキュラ・RSX」の記事については、「アキュラ・RSX」の概要を参照ください。

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