初代 CW1/2型(2008-2013年)
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「ホンダ・アコードツアラー」の記事における「初代 CW1/2型(2008-2013年)」の解説
5代目の欧州仕様(アコードツアラー)は、2007年9月11日から23日まで行われたフランクフルトモーターショーにコンセプトモデルが出展され、2008年2月11日に同年6月より販売されることが発表された。 日本では折からのステーションワゴンの販売低迷もあり、生産終了がささやかれていたが、セダンと同様でフルモデルチェンジが行なわれた。名称は、登場から4代目まで17年間使われてきた「アコードワゴン」から、欧州仕様と同じ「アコードツアラー」に変更された。ベースモデルであるアコード(セダン)は「アキュラ・TSX」としてすでに投入済みであり、ツアラーの方も2010年秋頃にアキュラブランドにて「TSXスポーツワゴン」として投入された。コンセプトは「ニッポンを面白い方へ連れて行け」。 この代では、室内幅を拡大するべくボディを先代比で80〜90mm拡幅した。また、専用の片側スポット溶接設備・工程を導入し、ルーフとピラーとの結合効率を向上させている。シャシーは低重心化を図ったほか、フロントピラーは4代目ホンダ・オデッセイと同様に高張力鋼材を多用した構造を採用し、太さを先代ワゴンから18%スリムにすることにより視界の向上を計った。 安全性の向上としては、サイドカーテンエアバッグなど6つのエアバッグや、車両挙動安定化制御システム(VSA)と協調し車両の挙動を安定させる操舵力アシスト機能(モーションアダプティブEPS)全グレードに標準装備している。併せて、自己保護性能と相手車両への攻撃性低減、歩行者傷害軽減を性能を従来より向上したボディを採用した。先代と同様に、高速道路での運転負荷を軽減する車速・車間制御機能(ACC:アダプティブ・クルーズ・コントロール、先代のIHCC)をオプション設定し、車線維持支援システム(LKAS)を一部グレードに標準装備した。 2008年10月16日 - スペシャルサイトが公開された。 2008年12月4日 - フルモデルチェンジが行なわれた(販売は翌12月5日)。エンジンは、8代目アコード同様 全車プレミアムガソリン(ハイオク)仕様のK24A型に統一し、グレード体系もアコードと同様となった。 2011年2月24日 - マイナーチェンジが行なわれた。2.4L車は新たな専用装備を追加した「Type S」・「Type S・アドバンスパッケージ」に絞り、新たにレギュラーガソリン仕様のR20A型を搭載した「20TL」・「20TL・スマートスタイルパッケージ」を追加した。なお、新グレードの「20TL」は「平成22年度燃費基準+25%(「20TL・スマートスタイルパッケージ」は「平成22年度燃費基準+20%」)」を達成している。 2012年4月3日 - 一部改良が行なわれた。「20TL・スマートスタイルパッケージ」に替わって、リンクアップフリー(装備された専用通信機器でのデータ通信料が無料)に対応したHondaインターナビ、フルセグテレビチューナー、本革巻ステアリングホイールなどを標準装備した「20TL・インターナビパッケージ」を追加するとともに、「Type S」にもリンクアップフリーを追加した。 2013年3月 - 日本国内での販売が終了し、公式ウェブサイトも削除される。海外では引き続き販売される。なお、日本国内では低車高ミニバンのジェイドに2列シート5人乗り仕様(2018年5月改良型)が登場するまでの約5年間、3ナンバーサイズのステーションワゴンが空白となった。
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