初代 CN3型(2004-2007年)
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「ホンダ・アコードハイブリッド」の記事における「初代 CN3型(2004-2007年)」の解説
北米向け7代目アコード(日本では4代目インスパイアとして販売されている)をベースとし、アメリカで発売された。 基本は北米向けアコードV6エンジン搭載型であるが、ハイブリッド化にともなってエンジン、トランスミッションに変更が加えられている。エンジンはJ30A型 V型6気筒 SOHC 3,000ccであるが、インスパイアやエリシオンと同様に「可変シリンダーシステム(VCM)」が採用され、低負荷ではi-VTECにより3気筒運転をする。さらに、性能も240hp(179kW)/ 212ft·lbf(287N·m) から255hp(190kW)/ 265ft·lbf(315N·m)に向上されている。トランスミッションは5速ATであるが、エンジンとの間にアシスト用モーターを収めるために、新開発された薄型のものが採用されている。アシスト用モーターは、薄型DCブラシレスモーターで、ホンダはこのシステムに「Honda IMAシステム」という名前をつけている。走行時には必ずエンジンが動作しているという点が、広義の「パラレル型」ハイブリッドシステムである。 これらのシステムにより、燃費性能はCity mode:25mpg(10.6km/L)/ Highway mode:34mpg(14.5km/L)と、コンパクトなホンダ・シビックと同等であり、動力性能は0-60mph加速が6.7秒であった。 2006年モデルは、AT-PZEV(Advanced Technology - Partial Credit Zero Emission Vehicle:ゼロ排出ガス車として部分換算される先進技術搭載車) 車に認定され、2007年モデルは、燃費性能がCity mode:28mpg(11.9km/L)/ Highway mode:35mpg(14.9km/L)に向上した。 しかし、コンシューマー・レポートのテストによると、アコードハイブリッドの燃費は、標準型エンジンを搭載したアコードV6と比べ平均で2mpg、直4 2.4Lエンジンのアコードと比べ1mpgしか改善されなかった。
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