互換性の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/19 11:23 UTC 版)
マイクロソフトは、FATファイルシステムにLFNのサポートを実装し、長い名前を格納するためにボリュームラベルタイプの隠しディレクトリエントリを使用している。この方式はVFATと呼ばれ、ボリュームラベルは、通常、プログラムやオペレーティングシステム(OS)コンポーネントによって無視されるため、互換性を保つために選択された。古いOS上で動作するプログラムは、引き続き短いファイル名でアクセスでき、新しいLFN対応のOSやプログラムは、長い名前を使用することができる。 LFNサポートがWindows 95の形でDOSベースのオペレーティングシステムに初めて導入されたとき、古いプログラムはいくつかの問題を引き起こした。たとえば、WindowsがDOSモードの時にセクタレベルのディレクトリ操作を行うDOSプログラムは、長いファイル名情報を破壊する可能性があるため、デフォルトでは、このモードでハードディスクへのセクタレベルのアクセスは禁止されていた。 プレーンDOSで起動すると、VFAT LFNドライバがインストールされていない限り、長いファイル名は表示されない。マイクロソフトは、Windows 3.1x(Windows for Workgroups)のファイル管理ソフトであるFile Manager(新しいオペレーティングシステムのシェルであるWindows Explorerによって廃止された)を含む、古いプログラムの多くでLFNをサポートしなかった。Windows NTはNT 3.1のリリース以降のNTFSファイルシステムでLFNをサポートし、File Managerを含むすべてのユーティリティはLFNをサポートするように更新された。NT 3.5ではWindows 95の準備としてFAT LFNのサポートが追加された。ただし、File ManagerのWindows 95バージョンはWindows for Workgroups 3.11から提供された。 OS/2は、FATファイルシステム用のLFNを.LONGNAME拡張属性に格納しているが、これはマイクロソフトの実装と互換性がなく、OS/2の標準をサポートするツールにしか表示されない。パス名によるファイルへのアクセスを提供する多くのAPIは、サポートされているドライバなしでは、新しい長い名前を表示できない。
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互換性の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 09:51 UTC 版)
「スーパーファミコン互換機」の記事における「互換性の問題」の解説
ノンライセンス品には以下の問題を抱えた商品もある。 ファミコン互換機と同様の問題を抱えており、機種によっては一部のソフト(特に中期以降のソフトや、特殊チップを搭載したもの)やコントローラポートを2つ塞ぐ形のサードパーティ製コントローラが正常に動作しない。 ノンライセンス品の互換機は拡張端子を備えないため、サテラビューは使用できない。 互換機によってはコントローラのコネクタ周りが独自仕様のものがあり、その場合は純正品のコントローラや、サードパーティ製のコントローラで純正品のスーパーファミコン・SNES本体に挿入することを想定した物が使用できない。 互換機によってはカセットの挿入口が純正品のスーパーファミコン・SNES本体より深くなっている場合があり、通常のカートリッジに比べて上部の幅が広くなっている一部のカートリッジ挿入口に挿入する周辺機器(任天堂のライセンス品ではスーファミターボやXBANDなど、非ライセンス品ではプロアクションリプレイやエックスターミネーターなどの改造ツールなど)が使用できないことがある。
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互換性の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 08:55 UTC 版)
機種によっては、一部のソフト(特に中期以降のソフトや、特殊チップを搭載したもの)が正常に動作しない。ライセンス商品であるシャープのファミコンテレビC1においても、一部動作しない(ファミコンが起動しない)ソフトがあり、そのソフトの説明書などにおいて「このソフトはファミコンテレビC1では遊べません。」という注意書きがみられた。この原因は主に、C1がカセット端子の特定のピンを装着の判断に使用しており、このピンが拡張音源などで使用されていると電気的にカセット未装着と判断されてしまうためである。 拡張音源が鳴らないなど、カートリッジに内蔵された特殊機能に対応しない機種がある。 サウンドのデューティ比の対応が純正機とは入れ替わっており、ほぼすべてのサウンドが異なる音色で再生される機種がある。(特定の互換ICの設計ミスと思われ、複数の機種で散見される) ほとんどの機種は15ピンジョイスティック端子を備えないため、周辺機器が使用できない。光線銃に関しては海外の NES で普及していたこともあり、専用のものが用意されている機種もある。 ほとんどの互換機はIIコントローラ側のマイクを搭載しないが、IIコントローラーの下とAボタンを押すことで代用ができるものがある。(ニューファミコンと同様)『バンゲリング ベイ』、『スターラスター』、『ゼルダの伝説』、『ドラえもん』、『光神話 パルテナの鏡』などIIコントローラのマイクを使用することで特殊な効果があるゲームが存在する。 『たけしの挑戦状』はマイクを使用した「カラオケイベント」や「トリック」が仕掛けられておりクリアには必須であるが、元々ソフト側でIIコントローラの下とAボタンでマイク入力状態になる隠し操作(一度入力すれば二度目以降はAボタンを押すだけで入力可能)が搭載されており、マイク機能がない互換機でもクリア可能である。 コネクターがNES用の機種も存在する。海外向けの製品を流用した製品に見られる。機種によっては変換アダプターが搭載されている場合もある。
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