不可侵宙域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/10 14:19 UTC 版)
休戦条約や、政治、経済、宗教などを理由に両陣営が立入禁止になっている中立宙域や惑星。 アンティテーツ 不可侵宙域にある中立惑星。アストラギウス銀河最大の銀行であるアンティテーツ銀行が存在し、ギルガメス、バララント双方の外交窓口が置かれている。百年戦争の休戦条約であるアンティテーツ条約が結ばれた他、クエント事変の際には両国代表による星雲会議が開催されるなど、数多くの外交交渉が行われてきた。ちなみにアンティテーツ銀行は「たとえ法皇勅令であっても、お客様の財産の秘密を厳守する」をモットーとしており、マーティアルの法皇であっても口が出せない。 しかし、アストラギウス暦7229年8月13日の和平使節団のギルガメス側バッテンタイン元帥謀殺により、条約は白紙となり、第4次銀河大戦は再び激しくなる。これをアンティテーツ事件と呼ぶ。 クエント アストラギウス銀河の中心部に位置し、不可侵宙域となっている砂漠の惑星。アストラギウス銀河最初の文明であるクエント文明が発達した惑星である。砂粒一つ一つに銀河の謎が秘められていると言われている。名の由来は現地の言葉で「谷の底」。優秀な傭兵であるクエント傭兵と高性能コンピューター素子であるクエント素子が有名である。地下の古代遺跡は7210年代においても稼動しており、惑星の近くで戦闘行動を行ったり、みだりに遺跡に触れたりする者を容赦なく消滅させる。7214年8月のクエント事変でワイズマンが死亡すると、ロッチナが作動させた自爆装置によって消滅する。テレビシリーズ「クエント編」の舞台。 サンサ 不可侵宙域にある不毛の惑星。バララントの補給基地があった惑星だが、3度に及ぶギルガメスとの戦いの末、草木一本生えない不毛の地となる。3度目の戦いの時にはレッドショルダー部隊が投入されている。テレビシリーズ「サンサ編」、OVA『野望のルーツ』終盤の舞台。 ジアゴノ 汎銀河的宗教結社マーティアルの総本山、聖地アレギウムがある惑星。銀河標準暦や度量衡、アストラーダ語などは全てジアゴノが起源とされている。周辺宙域はギルガメス・バララント双方の艦隊によって鉄壁のガードが敷かれている。7247年、キリコ・キュービィーがフィアナを取り戻すために聖地を襲撃する、後にアレギュウムの赫(あか)い霍乱(かくらん)と呼ばれる事件が勃発する。教団は総力を挙げてキリコの迎撃を試みるも失敗、しかも次世代の兵士と呼ばれた「ネクスタント」までもが敗北するという結果に終わる。これによりマーティアルの権威は大いに失墜した。OVA『赫奕たる異端』終盤の舞台。 ヒューラ ギルガメス連合に属していた惑星。百年戦争末期の7211年にバララントによる爆撃で崩壊するが、ヒューラ方面軍は宇宙要塞ミューセックを拠点に軍そのものが国家として機能していた。また優秀なATの生産国としても有名。第4次銀河大戦下の7245年2月27日に軍内部においてクーデターが発生し、反乱軍側の勝利に終わっている。クーデター終結後も新政権はギルガメス連合への加盟を継続していたが、半年後に一方的にギルガメス連合からの離脱と永世中立を宣言。これに対して連合内部からの激しい反発が起こるが、兵器の輸出を条件に和解し永世中立国となる。 ファニー ゲーム『ライトニングスラッシュ』における最終目的地。休戦時には秘密結社が開発したPSの簡易量産型であるFS(フェイシャルソルジャー)の研究拠点となったが、バララント軍に感知され、そのミサイル攻撃によって消滅する。
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不可侵宙域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/21 03:01 UTC 版)
ギルガメスとバララント、両勢力の立ち入りを禁止する中立宙域。5632年の星雲法制定では、聖地アレギウムがあるジアゴノ星などが指定される。7213年の百年戦争休戦条約ではサンサ星周辺など、終戦時に両陣営の支配が明確でない宙域が指定された。指定時期は不明だが代表的な宙域に、古代クエント文明のクエント星、アストラギウス銀河最大の銀行のあるアンティテーツ星などがある。
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