ロプノールとは? わかりやすく解説

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ロブ‐ノール【Lob-nor】

読み方:ろぶのーる

中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区タリム盆地東部塩湖タリム川などの流路砂丘変化位置や形が変わりヘディンによって「さまよえる湖」よばれた。現在はがない。北東楼蘭遺跡がある。ロブ湖。ロプノール。


ロプノール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 08:23 UTC 版)

ロプノールあるいはロブノールドイツ語: Lop Nor[注釈 1])は、中央アジアタリム盆地タクラマカン砂漠北東部に、かつて存在した内陸湖で、「さまよえる湖」として知られている[1]。この湖があったのは、現在の中国新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州チャルクリク県であり、隣接するロプノール県ではない。


  1. ^ ロプ・ノール、ロブ・ノール、ロプ湖、ロブ湖とも。(ドイツ語: Lop Norフランス語: Lob Nor英語: Lop Nurウイグル語: لوپنۇر‎、中国語: 罗布泊/羅布泊、モンゴル語: Лоб нуур/ᠯᠣᠪ
    ᠨᠠᠭᠤᠷ
  2. ^ Wikipediaの他言語版(スウェーデン語版ドイツ語版英語版フランス語版イタリア語版スペイン語版ポルトガル語版中国語版モンゴル語版ロシア語版)を見ても、「1600年周期」説など全く書かれていない。これは日本国内でのみ発生した誤解である。
  1. ^ a b c d e f ヘディン(著) 福田宏年(訳) 『さまよえる湖(上/下)』 岩波文庫、1990年 ISBN 4-00-334523-1, ISBN 4-00-334524-X
  2. ^ a b 石井良治 『湖がきえた(ロプ・ノールの謎)』 築地書館、1988年 ISBN 4-8067-1059-8
  3. ^ 「さまよえる湖」の謎を解いたヘディン:ロプ・ノールと楼蘭 - ディジタル・シルクロードプロジェクト 国立情報学研究所
  4. ^ a b 1600年の水の旅〜ロプ・ノール湖とタリム川 - 水大事典 「旅する水」 SUNTORY
  5. ^ 井上 靖 『楼蘭』 新潮文庫、1968年 ISBN 978-4-10-106314-0 (単行判は講談社、1958年)
  6. ^ 岩波文庫#『さまよえる湖』誤解説問題
  7. ^ 訳者の福田宏年は、井上靖の親族で『楼蘭』も含め多くの著作解説、伝記刊行しているので、解説も踏まえたものとなっている。
  8. ^ スウェン・ヘディン(著) 岩村 忍、矢崎秀雄(訳)『彷徨へる湖』 筑摩書房、1943年
  9. ^ 関 楠生(訳) 深田久弥、榎 一雄(監修)『ヘディン中央アジア探検紀行全集 10 さまよえる湖』 白水社、1964年
  10. ^ スウェン・ヘディン(著) 岩村 忍(訳)『さまよえる湖』 角川文庫、1968年
  11. ^ スヴェン・へディン(著) 鈴木啓造(訳) 『さまよえる湖』 中公文庫、2001年 ISBN 4-12-203922-3 (旧版は旺文社文庫、1975年)
  12. ^ もちろん本文中にそのような記述は全く存在しない。
  13. ^ スウェン・ヘディン(著) 岩村 忍(訳) 『中央アジア探検記』 角川文庫、1953年
  14. ^ スヴェン・へディン(著) 小野 忍(訳) 『馬仲英の逃亡』 中公文庫、2002年 ISBN 4-12-204015-9 (初出は改造社、1938年)
  15. ^ スヴェン・ヘディン(著) 西 義之(訳) 『シルクロード』 中公文庫、2003年 ISBN 4-12-204187-2 (初出は旺文社、1975年)
  16. ^ 深田久弥、榎 一雄(監修) 『ヘディン中央アジア探検紀行全集』 全11巻、白水社、1964〜1966年 : この中の第10巻が前述の白水社版『さまよえる湖』、第11巻が後述の自伝である。
  17. ^ 金子民雄 『ヘディン伝(偉大なシルクロードの探検者)』 中公文庫、1989年 ISBN 4-12-201581-2 (初出は新人物往来社、1972年)
  18. ^ 山口四郎(訳) 深田久弥、榎 一雄(監修) 『ヘディン中央アジア探検紀行全集 11 探検家としてのわが生涯』 白水社、1966年
  19. ^ Lop Nor - Chinese Nuclear Forces - June 14, 1998
  20. ^ Evolution of the Lop Desert and the Lop Nor (The Geographical Journal, 1984)
  21. ^ Quenching thirst in Tarim Basin [塔里木 (China Daily, 2004)]
  22. ^ China Creates 'Man-made Oasis' Along Longest Inland River (Chinagate, 2007)
  23. ^ Xuncheng Xia, Sanbao Wu, The mysterious Lop Lake, Science Press, 1985
  24. ^ オウミア No.57-3 - 【世界の湖沼研究(4)】中国における湖沼研究(2) 消える湖 - 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター ; リンク切れだが、こちらにアーカイブされている。 → Archived 2010年8月17日, at the Wayback Machine.
  25. ^ <さまよえる湖>ロプノール湖、完全消滅は1962年―新疆ウイグル自治区 - レコードチャイナ 2008年12月26日
  26. ^ 車椅子で「死の海」 ロプノールをわたる - 人民中国 2005年11月号
  27. ^ 「彷徨える湖の残影、ロプ・ノール」 - JAXA 地球観測研究センター
  28. ^ 世界最大規模の硫酸カリ生産プロジェクト、年産120万トン―新疆ウイグル自治区 - レコードチャイナ 2012年6月11日
  29. ^ ハミ-ロプノール鉄道の線路敷設工事が完了 - 人民網日本語版 2012年7月24日
  30. ^ かつての「さまよえる湖」辺りに人造湖を計画=砂漠化対策として―新疆ウイグル自治区 - レコードチャイナ 2010年11月29日[リンク切れ]
  31. ^ 砂漠の地下に海がある?渇水のタリム盆地に巨大な地下水源の可能性 - レコードチャイナ 2015年9月22日
  32. ^ 中国で砂漠を「ドライブ」した4人が死亡 進入禁止区域を走行”. 東方新報 (2023年8月18日). 2023年8月31日閲覧。


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