陽関とは? わかりやすく解説

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よう‐かん〔ヤウクワン〕【陽関】

読み方:ようかん

中国甘粛省西部敦煌南西にあった関所前漢時代設けられ、北にある玉門関とともに西域通じ交通要地をなした。

陽関の画像
陽関にある烽火(のろし)台の遺構

陽関

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/06 13:04 UTC 版)

陽関
現在の陽関遺跡
所在地 中国甘粛省
座標 北緯39度55分38.1秒 東経94度3分32.5秒 / 北緯39.927250度 東経94.059028度 / 39.927250; 94.059028座標: 北緯39度55分38.1秒 東経94度3分32.5秒 / 北緯39.927250度 東経94.059028度 / 39.927250; 94.059028
プロジェクト 地形
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陽関(ようかん, Yangguan)は中華人民共和国甘粛省敦煌市の南西約70kmにある、かつて建設されたシルクロードの重要な堅固な関所の1つ。併せて設置された玉門関より南に位置し、そのため「陽関」と称された。玉門関と併せて「二関」と呼ばれる。代に武帝河西回廊を防衛する目的で建設した、西域交通南ルートのでの要所であった[1]

陽関は、中国で古代より孤独な生活を思い詠嘆する地で、特に代の詩人王維「送元二使安西(元常の安西に使ひするを送る)」が有名である。「西出陽関無故人(西のかた 陽関を出づれば故人無からん)」の句は三度繰り返し吟じられることが多く、「陽関三畳」と呼ばれる。

位置

中国本土とタリム盆地を繋ぐ河西回廊。陽関は回廊出口に位置する。

脚注

  1. ^ [1]

関連項目


「陽関」の例文・使い方・用例・文例

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