フジサンケイグループとプロ野球とは? わかりやすく解説

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フジサンケイグループとプロ野球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:06 UTC 版)

フジサンケイグループ」の記事における「フジサンケイグループとプロ野球」の解説

1963年産経新聞社およびフジテレビ国鉄スワローズ出資し国鉄本社に代わって事実上経営肩代わり行った両社文化放送ニッポン放送加えた4社は明治神宮及び学生野球関係者働きかけ神宮第二球場整備を行う見返りに、神宮球場国鉄球団による使用認めさせることで、1964年国鉄スワローズ本拠地読売ジャイアンツとの併用の関係で日本テレビ中継独占する後楽園球場から神宮球場移りフジテレビによる試合中継本格的に可能となった1965年5月10日産経新聞社国鉄球団正式に買収しシーズン途中から球団の名称をサンケイスワローズ変更しフジサンケイグループによるプロ野球球団誕生した。翌1966年当時産経新聞連載し、かつフジテレビテレビアニメ放送していた漫画鉄腕アトム」に倣ってサンケイアトムズ改称した。しかし、肝心成績低迷し球団経営悪化水野成夫の後を受けた鹿内信隆グループ事業の見直し推進し1969年水野旧知の関係にあった南喜一経営するヤクルト本社球団事実上譲渡し球団名名目上産経新聞社ヤクルト共同経営とした1969年限り暫定的にニックネームの「アトムズ」だけで1年通したが(ユニフォームホーム用ロゴビジター用ロゴ先行してYakult標記変更)、その後ヤクルトアトムズ虫プロダクション倒産影響1974年に「ヤクルトスワローズ」に改称し2006年に「東京ヤクルトスワローズ」に再改称)に変わった。但し、以降もフジテレビ・ニッポン放送文化放送との優先中継残り、関係は継続された。1998年フジテレビヤクルト球団株式の約20%第三者割当により取得し業務提携行った国土計画コクド)の堤義明は、横浜スタジアム建設および大洋ホエールズ横浜移転絡んだことで、大洋球団第三者割当に応じて株式の約45%を取得したが、1978年コクド福岡クラウンライターライオンズ買収し西武ライオンズ発足させた。野球協約では同一企業、あるいはその関連会社複数球団経営する事を禁じており、コクド大洋球団放出せざるを得なくなりニッポン放送が約30%、東京放送TBS、現・TBSホールディングス)が約15%をそれぞれ引き受ける事になった大洋1960年以来東京放送TBS)と深い関係にあったが、1975年テレビ優先中継日本教育テレビ(現・テレビ朝日)に移り東京放送フジテレビ日本教育テレビテレビ朝日から放送権購入する形となり、元々対巨人戦中心に散発的だった日本テレビ大洋主催試合中継から撤退した。さらに1978年ラジオ巨人主催試合中継に絡む読売新聞社ラジオ日本在京3局との係争関係で、TBSラジオ抜け駆けして読売陣営鞍替えしたため報復処置として、ニッポン放送文化放送及びNRNを含む)が大洋ラジオ独占中継獲得した1979年以降大洋ニッポン放送、翌1980年からはその関連会社であるフジテレビとの関係が深まった。ただし、東京放送大洋球団保有した関係上、TBSテレビ大洋主催試合放送権保有日曜日優先的中継継続した。その一方で1975年からテレビで優先中継持っていたテレビ朝日は、1979年以降段階的に中継縮小撤退した日本野球機構主催開催されるオールスターゲームを除く)。 こうして、フジテレビヤクルト球団20%ニッポン放送大洋球団から名称変更した横浜ベイスターズに30.77%、それぞれ出資していた。 2001年シーズンオフ横浜球団株式53.85%(70)を保有していたオーナー企業マルハ(現・マルハニチロ、旧・大洋漁業)が、球団株式ニッポン放送譲渡する事となり一度合意したが、コクド西武球団)の事例と同様、巨人渡邉恒雄オーナー野球協約違反として異議唱えた。代わって、球団第3位株主であったTBS47TBS持分法適用関連会社BS-i(現・BS-TBS)が23(17.69%)を引き受けることとなった。この結果TBS従来から保有していた20(15.38%)を合わせて51.54%の筆頭株主TBSグループとして69.23%)となり、オーナー企業となった。この時、横浜主催試合ラジオでのニッポン放送文化放送複占解消され1999年TBSラジオに、1995年RFラジオ日本条件付き開放されていた両局の放送権全面回復した2006年4月には、フジテレビニッポン放送資産吸収することで、フジテレビヤクルト球団横浜球団株式保有し横浜ニッポン放送名義)、野球協約に完全に抵触することになった2011年12月2日TBSホールディングス球団持株の49.69%を、BS-TBS球団持株の全それぞれディー・エヌ・エーDeNA)に譲渡し横浜DeNAベイスターズ誕生したが、ニッポン放送依然として球団第2位株主となっていた。しかし、2013年3月期のDeNA有価証券報告書によると同社球団保有は97.7%となっているため、この時点までにフジHD保有株式をすべてDeNA譲渡しており、野球協約対す抵触問題解消している。

※この「フジサンケイグループとプロ野球」の解説は、「フジサンケイグループ」の解説の一部です。
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