ハリー・ポッターの大ヒットとは? わかりやすく解説

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ハリー・ポッターの大ヒット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 14:04 UTC 版)

J・K・ローリング」の記事における「ハリー・ポッターの大ヒット」の解説

1995年完成した原稿著作権エージェンシー送った。1件目はそっけない断りの手とともに送り返されてきた。2件目のクリストファー・リトルが経営するChristopher Little Literary Agency契約結んだ原稿12出版社提出されたが、あまりに長編で、出版する会社現れなかった。新人による子供向け書籍の出版取り組んでいたブルームズベリー出版社英語版)が出版することとなったのは、受け取った原稿を、編集者自分で読む前に8歳の子供アリス・ニュートンに手渡して反応見たからである。1時間後に部屋から出てきたアリスは、「パパ、これは他のどんなものよりもずっと素敵だ」と話した契約金1500ポンドだった。 契約後もマリー・ハウスでの厳し教育実習続け1996年7月教職課程終了したローリングスコットランドのゼネラル・ティーチング・カウンシルに登録した。またハリー・ポッターシリーズ2巻執筆にも取り掛かっていた。カウンシル作家のための奨励金制度8000ポンドを得ることができた。 1997年7月26日、『ハリー・ポッターと賢者の石』がハードカバーペーパーバック両方出版された。ハードカバー版刷り数は500部だった。1巻発売されても派手な宣伝を行う予算はなく、米国出版権入札できないほどだった。 発売されてから3日後、米国出版権をめぐるオークションではどんどん値がつり上がっていき10万ドル落札された。米国版初刷り5万部だった。『賢者の石出版から2週間後、2作目原稿出版社送った。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の出版から6日後、児童書として初となる英国のベストセラーリストの1位を飾った。「ネスレ・スマーティーズ賞(英語版)」を受賞。「ブリティッシュ・ブック・アウォーズ(英語版)」など多く文学賞受賞するなど、新人作家として異例扱いを受け児童文学として高く評価されるとともに多数外国語訳される世界的ベストセラーとなり、子供のみならず広範な大人読者をも獲得した1999年6月末、ローリング4度目受け取った印税は7金額になっていて、ローリング正真正銘億万長者になったプラチナカード会員クレジットカード持ち15%~20%印税受け取るようになっていた。 1999年終わり迎える頃、デヴィッド・ハイマンワーナー・ブラザースとの映画化権契約完了した契約金100万ドルで、ローリング起こったことに対す発言権維持し脚本意見をいう権利持ち、特に英国における特定の種類商品化に対して拒否権行使できるようにした。代わりにワーナー世界中で商標としてのハリー・ポッター」を管理する権利得た第4巻発売決まった頃には、既刊3巻売上英国800部、米国2400部に達した4巻英国での初版部数100万部を越え英国・カナダ・オーストラリア・米国の4カ国の総初版部数530部にのぼった。この時点ローリング収入700ポンド上る見込まれた。 35歳になる2週間前、母校エクセター大学から名誉博士号授与された。卒業式ではスピーチ披露した2001年、オーサー・オブ・ザ・イヤーに加えて児童文学への貢献評価され女王の公式誕生日叙勲英国勲功章OBE)を受章した。「サンデー・タイムズ」の長者番付では所得額は6500ポンドだった。 2001年には医師ニール・マレー再婚し2003年男の子2005年には女の子出産している。 2007年7月21日シリーズ最終巻となる『ハリー・ポッターと死の秘宝』が発売された。以後公式サイトや、映画シリーズの製作等で、同シリーズ関わる政府生活保護により離婚後生活苦しのいだ経緯から、労働党支持している。 また紙媒体での本の重要性説いており、電子書籍による自著販売反対していたが、オフィシャルストア「ポッターモア」でのアンケートなどを経て2012年からハリー・ポッターシリーズ電子書籍版販売している。 2012年には、初の大人向け長編小説カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』(The Casual Vacancy) を発表した2016年公開ハリー・ポッターシリーズスピンオフとなる映画ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(Fantastic Beasts and Where to Find Them) では、脚本担当するロバート・ガルブレイス名義 2013年ロバート・ガルブレイス(英: Robert Galbraith)という男性ペンネーム『カッコウの呼び声』という探偵小説出版していたことが、サンデー・タイムズ調査により発覚した本人は「もう少し長く秘密にしておきたかった」と語ったロバート・ガルブレイス2003年から民間警備保障会社勤務している英軍警察元隊員だと説明していたが、初め書いたにしては出来が良すぎるのではないか疑問抱いたサンデー・タイムズ紙が、正体について調査した

※この「ハリー・ポッターの大ヒット」の解説は、「J・K・ローリング」の解説の一部です。
「ハリー・ポッターの大ヒット」を含む「J・K・ローリング」の記事については、「J・K・ローリング」の概要を参照ください。

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