トーキョー関係人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 21:12 UTC 版)
「クイズマジックアカデミーの登場人物」の記事における「トーキョー関係人物」の解説
イナリ / アベノイナリ 声:脇田昌代 登場作品:TG-XV 2月12日生まれ。「グリムバスターズ」モードの敵役の金髪の少女。トーキョー世界で特殊な本を媒介にモンスター(マロンによってグリムと命名)を召喚する。得意技は逃げ足の速さ。ストーリーの中でムジナに利用されてグリム「アベノイナリ」の媒体となって対戦する。 元々は長い歴史を持つ「アベノ家」に生まれた普通の少女だったが、普通の人には見えない瘴気(本人は当初、これを「黒いもやもや」と呼んでいた)が見えることに気付き、それを昔から頼りになる親類であった従兄のムジナに明かしたのを機に自分の中に眠る、アベノ家の先人に共通する力をムジナの指導の下で磨いていき、遂には濃密な瘴気と媒介となる物質を組み合わせて生み出す式鬼(すなわちグリム)を使役する力を身に付ける。その後、瘴気の影響で自然発生した式鬼を自らが召喚した式鬼を用いて対峙していたが、そんな中「暁の賢者」の面々と遭遇し、関わっていくことになる。 暁の賢者の面々との戦いの中で、ムジナの意による自らの行動が本当に正しいのかどうか苦悩した末、ついにはムジナにはっきりと「こんなのは間違ってます!」と言い放つが、その直後にグリム「アベノイナリ」の媒体とされてしまう。媒体の状態で敗れた後も、服がボロボロで自意識も虚ろな中、ムジナの言うがままに動いていたが、自分が付けていた日記帳を拾ったことでその本心を知った一同の呼びかけによって正気を取り戻し、同時に自らの望みが「優しい兄様にまた会いたい」であると改めて認識する。そして、戦いの果てにグリム「アヴェノセイメイ」が倒され、ムジナが正気を取り戻したのを目の当たりにする。その後、機能を回復した「転移の扉」で一同が元の世界へ戻るのを、ムジナと共に見送った。 EVOではムジナと共にヨコハマーに住んでおり、ヤマシタパークで一同と再会を果たす。この時点では瘴気が見えるような特別な力自体は保持しているものの、式鬼を召喚する魔導書は所持していないので、エボルグリムと交戦するのは不可能となっている。一同と力を合わせてエボルグリムとの戦いを続けた果てに、瘴気に侵された先祖のアヴェノセイメイと対面し、遂には瘴気から解き放たれた本来の彼女と触れ合うようになった。なお、彼女とは先祖と子孫の関係であり、加えて女性同士であるためか、男性のムジナと比べて彼女とは髪の色や顔立ちが大きく似ているが、まだ年若いため胸のサイズでは大きく劣っている。 ムジナ / アベノムジナ 声:Tohru 登場作品:TG-XV 6月11日生まれ。「グリムバスターズ」に登場する、イナリが「兄様」と呼ぶ銀髪と赤目の青年。グリム「アベノムジナ」を召喚する。 彼もまたイナリと同じく「アベノ家」の出身で、イナリ同様に瘴気が見えていたが、イナリからの告白を気に自分達の持つ力の研究を開始し、同時にそれまで「ムジナさん」と自分を呼んでいたイナリから「兄様」という新たな呼び名を提案され、そう呼ぶのを苦笑交じりに許可した。やがて自分達の力がアベノ家の先人に由来することを発見し、さらには瘴気と組み合わせて式鬼を生み出すための書物を入手した上、遂には異世界や魔法使いの存在をも突き止めた。しかし研究にのめり込んだ末、瘴気を用いて何の関係も無い一般人に「テスト」と称して昏倒させたり、自分の意を離れて勝手に動いたイナリから自らの行いを批判されても考えを変えずに「新たな式鬼を生み出すテスト」としてイナリと瘴気を組み合わせてグリム「アベノイナリ」を生み出すという人体実験まがいの事をする危険人物へと変貌した。 その実態は瘴気の影響を受けて正気を失い、危険な研究を進めるという本来のムジナ本人とは別の人物と化しているという状態であり、その研究の詰めとして、自分達「アベノ家」の祖先にして自分達の力の根源である「アヴェノセイメイ」をグリムとして顕現させるが、「暁の賢者」の面々との戦いの末にアヴェノセイメイを構成していた札「セーマン」が全て剥がされて倒された直後に瘴気から解放され、本来の優しく紳士的な人格に戻り、同時に黒髪と黒目という本来の姿に戻った。そして、瘴気に憑りつかれていた間の記憶は曖昧ながらも自分が危険な所業に及んだのは理解しており、その上で一堂に反省の念を抱いていると語った上でイナリと共に元の世界へ戻る一同を見送った。 EVOではエボルグリムを封印した際にグリモワールに現れた形代についての情報を話すために、ヤマシタパークにて「暁の賢者」と再会した。そして数々の戦いの果てに、先祖のアヴェノセイメイとの邂逅を果たす。 アヴェノセイメイ 声:未発表 登場作品:TG-XV 2月21日生まれ。 イナリとムジナの祖先にあたる女性。エボルグリムからは「あの御方」と呼ばれていた。TGではムジナの項で述べた通りグリムとして登場するだけであったが、EVOではエボルグリムの親玉として登場した。トーキョー世界にもあった魔法樹が瘴気を発生するようになった時に自身とともに封印していたが、瘴気を人体に馴染ませればいいと考えるようになった。エボルグリムは、封印を解くための駒として以外にも、瘴気によって人を生み出せるのかというテストの意味もあった。 QMAXIVでは本来の姿を取り戻し、エボルグリムたちの保護者としての役割を担う。その一方、かつて魔法樹が瘴気の発生源と化した理由を探るべくあらゆる世界の記録の集合体である「マキシブリコード」を調べるが、その途中に突如として現れた謎の存在に暁の賢者一同とエボルグリムたちが襲われた際に自ら加勢した末、危機に陥ったイナリを身を挺して庇った結果、なぜか肉体が子供の姿に変わってしまった。なお、この点について彼女自身は後日、この謎の存在自体が特異な現象の発生源ということから「インフェノメナ」と命名し、加えて姿が変わったのはこのインフェノメナの攻撃によって「体の成長が無かったことにされたのが原因」との見解を語った。 QMAXVではセレストとティアル(セレスティアルズ)がトーキョー世界に来たことからグリモワールを使ってウィーズと会話し、2人を預かることになった。
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