テーマ特集
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「山下達郎のサンデー・ソングブック」の記事における「テーマ特集」の解説
通常「テーマ特集」(後述の放談シリーズも含む)については前・後編の2週をひとくくりとすることが多いが、まれに1週だけ、あるいは3週以上にまたぐ場合もある。 3月のひな祭り前後には「ガールシンガー・ガールグループ特集」が恒例になっている(当然ながら、毎回必ず竹内まりやの曲が入っている)。また梅雨時には「『雨の唄』特集」、7月(年により8月)には「サーフィン&ホットロッド特集」、秋(あるいは冬)の「Doo-Wop特集」など季節感に合わせた特集も定番であるが、ここ数年、特にライブ活動を再開して以降は、これまたスケジュールの都合などで「2大レギュラー・プログラム」や「テーマ付き・タナツカ」にとって替えられる事が多くなっている。なお2015年3月はジミー・ウェッブをテーマにしたシリーズを放送したため、この時期のガールズシンガー・グループをテーマにした特集ができなかったが、9月13日・9月20日に「Warner Girl Group Nuggets」と題した女性シンガー・グループを特集した5枚組アルバムが発売されたことから、事実上ひな祭り期間にできなかった「ガールズシンガー・グループ特集」の代替として、同アルバムをテーマにした前後編の特集が行われた。 ツアー中など、リクエストハガキをチェックする時間がとれない時期に特定の作曲家・作詞家・歌手・アレンジャー・シンガーソングライターごとの特集や、特定のカテゴリーによる特集(「スイート・ソウル特集」、「モータウン特集」)、さらに数年に1度のペースで「珍盤・奇盤特集」をテーマにしたりするなどが組まれることが多い。特に、『珍盤・奇盤特集』は「年1回やる年もあれば、そういったネタがないために数年間間隔を開けた状態になってしまうこともある」と、2014年4月27日放送の同テーマで放送したときにコメントしている。また同じ放送で、「赤坂さんの番組でやっていた『うさんくさいポップス』と、この番組の『珍盤・奇盤』で戦っていた時代があるほど、TOKYO FMが誇るおバカ路線のテーマである」とも話していた。ただしこうした特集もこの番組では定番である。2017年2月19日には、番組開始25周年記念特別企画として「珍盤・奇盤」からスピンオフした『山下達郎の"夜の"サンデーソングブック〜珍盤・奇盤R-18〜』と題し、23:00-23:55にJFN系列全国38局同時ネットで放送された。この番組では、普段の日中の時間帯では放送することが難しいとされる、「R-18指定のオトナな楽曲」を選曲するという内容だった為、Radikoのタイムフリー機能による配信は行われなかった。なお通常この時間に放送される『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』は同日の午前11時半に移動、『Hellosmile Lounge』は放送を休止した。 TOKYO FMの聴取率週間SPECIAL WEEKで統一テーマが決められている場合は、その内容に沿った選曲での特集やコーナーが組まれる。例えば、2010年4月25日放送ではTOKYO FM創立40周年記念企画として「私が選ぶ五大アーティスト」が放送された。また2006年6月のFIFAワールドカップ ドイツ大会開催時のスペシャルウィークでは「Eyes on Japan」を中心に「ミラクル・プロジェクト“もし日本がブラジルに勝ったら、○○します”宣言!」が展開されていたが、この時には「もし日本がブラジルに勝ったら、『演歌で棚からひとつかみ』をやる!!」と公言。結果、日本は敗退したが「気が向いたらやります」とコメントした。 2000年3月26日、4月2日には2週に渡り「盗作 パクリ 似たもの特集」が放送された。3月26日放送では、洋楽中心のプログラムながらも、冒頭から大泉逸郎「孫」と水沢明美「二度惚れ酒」という、メロディーの冒頭4小節が酷似している演歌2曲の聴き比べでスタート。4月2日放送ではさらに邦楽中心となり、菊池桃子「ナイル・イン・ブルー」やチェキッ娘「ドタバタギャグの日曜日」がオンエアされた。この中で、山下自身が竹内まりや「ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜」アルバム・バージョンの編曲に携わった経緯を紹介している。また、2007年6月17日に放送された「ジューン・ブライド特集 邦楽編」でも高田渡「結婚」、Zeebra「結婚の理想と現実」、ザ・イエロー・モンキー「Wedding Dress」、SMOOTH ACE「無敵」などの楽曲がオンエアされた。 自身のアルバム・リリースに際しては発売前に特集を組んでいる。ただ、2011年7月31日、8月7日放送の「『Ray Of Hope』全曲特集」では、番組の放送終了後に、ブログや個人のホームページなどで、放送内容やプレイリストをテキスト起こししているリスナーに対し「アルバムの全曲紹介は発売日まで御遠慮下さい」と要請している。2012年9月23日放送(1041回)では9月26日発売のベスト・アルバム『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』の特集を行ったが、「49曲もあるので、5曲や7曲を紹介してもしょうがない」ので、セレクトされた曲順通りに、一曲一曲繋いでいくマスターエディットという手法で2トラックの完成したマスターを繋ぎ、8倍速の短さでメドレー形式で流し、合間にプレゼントと告知、業務連絡を入れるという「『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』 8倍速試聴会」がオンエアされた。番組ではディスク1、2、3の他、ボーナス・ディスクもオンエア予定だったが、放送時間に収まらず、とりやめられた。 同じく『OPUS』関連特集として、2012年10月21日放送では「ライブでOPUS」と題して、同アルバム収録曲のライブ・ヴァージョンが7曲オンエアされた。初回限定盤ボーナスディスクに収録された「硝子の少年」についても、2000年1月30日に『ON THE STREET CORNER 3』発売記念として高田馬場ESPホールで行われた新星堂イン・ストア・ストリートライブの音源が紹介された。 また2013年2月24日と3月3日には、収録時間の都合上『OPUS』に収録できなかった楽曲の中から、山下の自選による前編とリスナーからのリクエストで構成された後編による『OPUS』特集番外編、「OUT OF OPUS」がオンエアされた。 2015年7月26日と8月2日は、シュガー・ベイブのアルバム『SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-』を紹介する特集が2週連続でオンエアされたが、これに加え、浜田省吾、山口隆(サンボマスター)、ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)からのコメントとともに、山下自身が『SONGS』制作時のエピソードを語る特番『Tatsuro Yamashita 40th Anniversary サンデー・ソングブック増刊号〜シュガー・ベイブ スペシャル〜』が、8月9日19時-19時55分にJFN系列でオンエアされた。
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