チーム・サベージハンマー / The Savage Hammer Team
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 00:00 UTC 版)
「ゾイドフューザーズ」の記事における「チーム・サベージハンマー / The Savage Hammer Team」の解説
ブルーシティ都心部の高層マンションに事務所を置くバトルチーム。マッハストームを敵視しており、打倒マッハストームの為には、いかなる手段もいとわない。また、裏の社会と通じている為か、裏家業の代行を請け負う事もある。 ブレード / Blake 声 - 間島淳司 RDのライバルで、サベージハンマーに身を置くZiファイター。過去のある出来事からRDを目の敵とし、それ以降は彼を執拗に付け狙う。性格は至って冷静で、同時に自身が納得できない依頼は請け負わないほどの高いプライドを持ち合わせている。だが、RDに対しては憎しみの余り、熱くなり過ぎることも少なくない。 RDとは過去にデビュー戦で対戦しており、その際に愛機としていたジェノザウラーがマシントラブルを起こし、屈辱的な敗北を経験している。その後サンドラから、「トラブルはRDにより仕組まれていた。」と聞かされ、彼への復讐を果たすべくサベージハンマーに加入する。しかし、対戦を重ねるうちにRDの人間性を知り、次第に彼との戦いを自分の生きがいと感じ、時として一時休戦のような形で共闘する場面も。物語終盤では、サンドラからデビュー戦の真相を明かされた事もあり、RDとの確執は自然と消えていった。 劇中初期はバーサークフューラーを乗機としており、後輩のリュックの操縦するバスターイーグルとのユニゾンによって“バスターフューラー”へのパワーアップが可能となる。また、物語中盤からはリュックの手引きによって入手した凱龍輝に搭乗。後にエヴォフライヤーやディスペロウとのユニゾンにより、“凱龍輝スピード”、“凱龍輝デストロイ”へのパワーアップが可能になり、その潜在能力を引き出す事に成功した。サベージハンマーに加入する前(もしくは直後)はジェノザウラーが彼の乗機であったが、RDとのバトルで修復不能になったようである。 サンドラ / Sandra 声 - 湯屋敦子 サベージハンマーの女性オーナー。その手元には常に、飼い猫であるエルザを置いている。マッハストームに憎悪を抱いており、彼らを潰す為にありとあらゆる刺客を差し向けた。 実はマッハストームの先代チームリーダー・グラハムの愛娘であり、かつてはチームの一員としてマッハストームに籍を置いていた事もあった。しかし、突然の父の死の原因とその後にチームを乗っ取ったのはマスクマンであると思い込んでいたのがその確執の理由であった。その後は義兄であるアルファ・リヒターの支援を受け、サベージハンマーを結成し、裏社会の人間とも関りを始め取引を行うようになっていった。素質に目を付けたブレードを策略でサベージハンマーに引き込み、RD、ひいてはマッハストームへの憎しみを煽って彼を戦わせていた。 アルファは彼女を手駒としか見ておらず、終盤では究極のゾイドであるセイスモサウルスを完成させブルーシティの市長となった直後に彼に縁を切られ、同時にリヒタースケールのスパイだったバートンや裏社会の人間からも次々と見放されていった。やがて憎悪と復讐に虚しさを感じてブレードに真実を伝えた。そしてリヒターとの決戦時にエメラルドハーバーにてRD達の前に現れZiファイター達にサポートを行う。バートンが襲撃してきた際に、父グラハムの死はマービスであることを明かされると言葉を失ってしまった。リヒタースケールとの激戦の後、マスクマンとも和解し、マッハストームに勤める事となる。 リュック / Luke 声 - 下和田裕貴 サベージハンマーに所属するZiファイター。知的な性格の持ち主で、ブレードに対して並々ならぬ尊敬の念を抱いているが、実はリヒタースケールのボスであるアルファ・リヒターの息子であり、同組織に加担するピアーズ博士の紹介によりサベージハンマーに加入した事が明らかになる。「ゾイドは人を決して裏切らない」というメッセージが後半のブレードの心境に大きな変化をもたらしているが、物語序盤では捕獲したバスターイーグルを電磁ネットで縛り付けハッキングをしており、前後で設定に齟齬が見られる。 物語中盤、エナジーライガーにバスターフューラーを破壊され、打倒エナジーライガーに燃えるブレードに凱龍輝を託して姿を消す。その後、彼が再びブレードの前に現れた時は、意思の無いリヒターの忠実な下僕として洗脳されており、リヒターの都市計画を快く思わないZiファイター達を次々と襲撃していた。最終局面ではゼネバス砲の砲手としてセイスモサウルスに搭乗していたが、ブレードの決死の行動により救出される。そして全てが終わった後、そこには洗脳が解けて元に戻った彼の姿があった。 乗機はバスターイーグルだが、物語後半はレオゲーターに搭乗している。 バートン / Burton 声 - 石野竜三 サベージハンマーに籍を置くZiファイター。敬語で話す特徴をもっているが、その本性は嫌味で残忍であり、その為ブレードとは対照的に卑劣な手段も平然とやってのける。バトル以外にもゾイドを使っての地上げ行為と言ったヤクザまがいの行動を取る事もあった。強豪時代のマッハストームを知っているようで、アッシュが乗っていた頃のライガーゼロを称賛する発言が見られる(機体を受け継いだRDに対する当て付けではあるが)。 実はリヒタースケールから送り込まれた監視役であり、物語終盤でサベージハンマーが瓦解同然になった際にはサンドラに見切りをつけ、アルファ・リヒターの指揮下に入り、ストーム部隊を率いてレジスタンスへの総攻撃を指揮した。最後はレベッカのディメトロプテラと共に挟み撃ち戦法でRDのライガーゼロファルコンを苦しめるが、袂を分かったブレードの凱龍輝の乱入で形勢を逆転され、ゼロファルコンの渾身の一撃を受け敗北する。 乗機はロードゲイル。
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