スペード海賊団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:50 UTC 版)
「海賊 (ONE PIECE)」の記事における「スペード海賊団」の解説
エースが白ひげ海賊団に入る以前に船長を務めていた海賊団。海賊旗は、スペードの背景にエースが被っている帽子のマークが描かれたもの。4年前、エースが白ひげ海賊団に入団したことで吸収された。船は「ピース・オブ・スパディル号」。 以下の船員は『ONE PIECE novel A』に登場。原作者の設定画が公開されている。船員は他の海賊団では居場所がない、普通は海賊にならない変わった経歴の持ち主が多い。 マスクド・デュース スペード海賊団の一員。エースが最初に仲間にした男。 海軍に正体を知られぬよう常に仮面をしペンネームを名乗っている。年はエースと同じくらい。海に出たときに本名は捨てており「マスクド・デュース」という名はエースにつけられた名前。賞金首になることは望んでおらず、海を自分の目で見て回り、自分が生きた証である冒険記を書く夢を抱いている。しかし肝心の文才はあまりない。冷静で判断力に長けており、自由奔放な行動が多いエースのブレーキ役。船医も兼任している。ミハール・スカルと合わせスペード海賊団では頭脳担当の役回りで、海軍少尉イスカの襲撃を受けたときは、軍艦を岩礁地帯に誘導することで退けている。 親は医者で、裕福な家庭で育った。医学生だったが出来が悪かったため、父や兄からは疎んじられていた。冒険記「Brag men」を読んだことで海への憧れを抱き、自分の意思で人生を歩むため本名と素顔を捨て故郷を飛び出した。 しかし、特殊な海流で脱出を阻む無人島シクシスに遭難してしまいそこで同じく遭難したエースと出会う。互いの境遇を話し合う内に、エースが海賊王ロジャーの息子であることを知る。最初はエースとの協力を拒み一人で食料を探す毎日を送り、エースが持つ果実を奪おうとしたが逆に果実を差し出されたことでエースの人柄を理解し、同時に海賊王の息子というだけで殺してもいい人間と決めつけた自分を恥じ、二人でその果実「メラメラの実」を分け合った。能力者となり泳げない体になってしまったことに落ち込むエースに対し、メラメラの能力を活用して島から脱出することを提案し、炎の勢いを動力源とする小型船「ストライカー」を作る。島から脱出後、エースの誘いを受け二人でスペード海賊団を立ち上げた。 白ひげ海賊団加入後は、医術の腕を買われ医療チームの一人として従事し、白ひげや同僚のナースからは「若先生」と呼ばれるほどの信頼を得るようになった。白ひげを討ち取ることを諦めないエースを止めはしなかったが、他の仲間が白ひげの世話になっている以上、仁義は通せと忠告した。エースが正式に白ひげ海賊団のクルーになることを決めるとスペード海賊団を解団し、長く冒険を共にした愛船「ピース・オブ・スパディル号」に別れを告げた。 『ONE PIECE novel A 1』の語り部であり、物語はデュースの視点で進行する。 ミハール 声 - 清水健佑 スペード海賊団の一員。 シルクハットにメガネをかけたインテリ風の外見をした男。元教師という海賊としては異色の経歴の持ち主。丁寧な口調でエースやデュースをさん付けで呼んでいる。海を越え、教育を受けられない世界中の子供達のもとへ行きたいという夢を持つ。海の男とは馬が合わず受け入れてもらえないでいたが、彼の夢を応援するエースに連れ出され仲間に加わった。極度のインドア派でいつも船室にこもり書物を片手に船番をしている。授業をするとき以外は滅多に部屋から出てこない。文人肌だが狙撃技術に優れ、海賊が乗り込んでくるとどこからともなく狙撃する。多くの仲間からは「先生」と呼ばれている。 白ひげ海賊団加入後は、他のクルーに字を教えていた。 スカル 声 - 沼田祐介 スペード海賊団の一員。 ドクロのアクセサリーを全身に散りばめているドクログッズコレクターで、顔にもドクロの仮面をつけている(仮面をつけているのは情報屋として、自分の顔も情報の一部であるという考えから。素顔は有料らしいが金を払った者は一人もいない)。語尾に「ぜい」をつけ、エースやデュースを旦那と呼んでいる。蒐集人を自称する海賊マニア。もともと海賊ではないが、海賊が好きすぎてあらゆる海賊船に潜り込み雑用として多くの海を渡り歩いてきた。多くの海賊はただの物好き、雑用くらいしか取り柄がない男と扱っていたが、豊富な経験と知識をエースに買われ、海の情報屋として仲間に加わった。 白ひげ海賊団加入後は、情報力を買われ活躍した。 ウォレス スペード海賊団の一員。オニカサゴの魚人。 厳つい印象で老けて見えるが、年齢的にはまだ少年。好奇心旺盛でミハールに字を習い、デュースの冒険記にも興味を持っている。魚人街出身。 バンシー スペード海賊団の一員。 気っ風のいい女海賊。コック不在のスペード海賊団でコック代理を任されていたが、料理の腕はかなり悪い。仲間からは「オバちゃん」と呼ばれている。 コタツ 声 - 竹内良太 エースが助け命名したオオヤマネコ。 とある島で密猟者の罠に掛かっていたところをエースに助けられ、そのままなつき船までついてきた。出会った頃は臆病な性格になってしまっていたが、旅を通して徐々にもとの勇気ある性格に戻りつつある。獰猛そうな見た目に反し、うなり声以外はかわいらしい声で鳴く。エースの前ではネコのようになる。 白ひげ海賊団加入後は、サッチに懐き食料集めに重宝がられた。 ガンリュウ、ダッキー・ブリー、オッサモンド、フィナモレ、バリー、セイバー、アギー68、クーカイ、ドギャ、キメル、コーネリア、レオネロ、ウブロ 声 - 山田真一(アギー68)、新井良平(コーネリア)、半田裕典(レオネロ)、千葉俊哉(ウブロ) スペード海賊団のメンバーたち。ガンリュウは手長族。
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