スター作家としてとは? わかりやすく解説

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スター作家として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:58 UTC 版)

石ノ森章太郎」の記事における「スター作家として」の解説

1964年手塚治虫仲人により結婚。また12月発足した日本漫画家協会入会する1964年昭和39年7月19日より『少年キング』にて代表作となる『サイボーグ009』連載を開始する。この頃にはすでにスター作家となっており、この時期描かれた石ノマンガ入門書マンガ家入門』(1965年)、『続・マンガ家入門』(1966年)は当時から広く読まれた。これは漫画技術論から、具体的なストーリー構想術までが書かれ画期的な漫画家入門書で、長年の間漫画家志望者のバイブルとなったまた、『サイボーグ009』連載していた当時ファンレター宛先漫画家住所となっていたため多数読者訪問していた。すがやみつる『サイボーグ009』連載終了直後訪問したときは、サイン貰いにきた別の訪問者に対して訪問者見えないところで当時チーフアシスタントであった永井豪が絵だけではなくサインまで書き上げて渡していたという。このような対応を行わない仕事にならないほど訪問者がきていたことが原因である。 1966年昭和41年)、『ミュータント・サブ『サイボーグ009』により第7回講談社児童まんが賞受賞1968年昭和43年)、石森章太郎プロ設立。『ジュン』『佐武と市捕物控』により第13回小学館漫画賞を受賞1971年昭和46年)より、東映特撮作品『仮面ライダー』原作とその漫画化仮面ライダー)を担当した。既にある漫画実写映像ではなく製作会社である東映企画設定キャラクターデザインを提供、できあがったものを元に漫画執筆するというものであり、この成功きっかけ同社における数多く特撮変身ヒーロー番組原作手がけることになった。もともと映画監督志望だったこともあり、一部作品『仮面ライダー』や『イナズマン』)では監督務めている。 これらの実写作品では、主役などのレギュラーキャラクターデザインを石ノ手がけるのが通例だったが、『仮面ライダーストロンガー』以降仮面ライダーシリーズや『アクマイザー3『秘密戦隊ゴレンジャー』ジャッカー電撃隊』などの1970年代中期以降作品では、毎回登場するゲストキャラクター(敵の怪人)のデザイン数多くおこなっている。ゲストキャラクターのデザイン多く簡単な設定込みで石ノラフスケッチ起こすという形で行われ、このラフスケッチをもとに東映番組スタッフ側でシナリオ着ぐるみつくられた。 1981年昭和56年)より日本漫画家協会理事務める。 1985年昭和60年)、画業30年機に石森章太郎」から「石ノ森章太郎」に改名した。もともと彼のペンネーム故郷石森町由来するもので、「石森と書いて「いしのもり」と読ませるつもりだったが、誰も「いしのもり」と読んでくれず、「いしもり」としか呼ばれなかったため、初心に戻る意味をこめて改名行なったという。しかし、山田ゴロ自身サイトで語るところによると、改名する前は打ち合わせ旅行忘年会などの季節行事関係者一同に頻繁に会っていたのが、改名した頃からはそれがなくなり石森プロ連絡して会わせて貰えなくなったほどなく関係者一同の間で「先生御病気らしい」という話が広まったという。 1988年昭和63年)、『HOTEL』等により第33回小学館漫画賞を、『マンガ日本経済入門』により第17回日本漫画家協会賞大賞受賞1989年昭和64年/平成元年)、『マンガ日本の歴史』の描き下ろし始めにあたり萬画宣言」を発表1992年平成4年)、突然高熱出し入院風邪によく似た症状だったが、検査結果悪性リンパ腫診断された。その後闘病生活傍ら執筆活動続けたが、次第病状悪化1998年平成10年1月28日東京都文京区順天堂大学医学部附属順天堂医院リンパ腫による心不全のため死去60歳没。還暦病院迎えてから僅か3日後のことであった戒名は「石森院漫徳章現居士」。墓は東京都豊島区池袋三丁目祥雲寺にある。

※この「スター作家として」の解説は、「石ノ森章太郎」の解説の一部です。
「スター作家として」を含む「石ノ森章太郎」の記事については、「石ノ森章太郎」の概要を参照ください。

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