ジョイカードシリーズ
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「ジョイカード (ゲームコントローラ)」の記事における「ジョイカードシリーズ」の解説
ジョイカードMK.2(FC用 1986年) 1986年6月13日にスターソルジャーと同時発売。150万個を販売した。 ジョイカードMK.2 透明バージョン(FC用 1987年) 1987年6月5日発売『高橋名人のBUGってハニー』のプレゼント企画用のスケルトン仕様の非売品。限定1000個の配布数の少なさと、応募期間が1987年6月5日から月末の30日までと短期間だったことから非常にレア。 ジョイカードMK.2 ヘクター'87バージョン(FC用 1987年) 1987年7月の『ヘクター'87』の発売と全国キャラバンゲーム大会と同時期に発売されたバージョン。この年開催のキャラバンは、ジョイカードの持ち込みと連射機能の使用が公式ルールで許可されたので、それに合わせて発売された関連商品。前年に発売のものとは機能的に違いはなく本体カラーはブラックで上面のロゴプリントに「HECTER」とある。 ジョイカードMK.2 サンスイ・バージョン(FC用 1989年) 1989年に音響機器メーカーの山水電気との共同で製作発売。これまでの連射機能に加えて、音声出力用にイヤホン端子と音量調整用のボリュームが実装された。この為本体サイズは従来品のジョイカードMK.2よりやや厚みがある。これらの機能とイヤホンが付属してる関係で定価は2,980円とノーマル版より1,000円ほど高い。本機は発売元と発売時期により複数のバージョン存在し、初期にハドソン版と山水電気版がそれぞれ発売され、後期にはハドソンより『ジョイカードSSS』という名称とパッケージをリニューアルして発売された。本体カラーはハドソン版がグレーで山水電気版はブラック。 本機の最大の特徴として、「SOUND SHIFTスイッチ」をオンにすることにより、十字キーの左右の操作に連動してゲーム中のサウンドが左右に動くという疑似ステレオ機能があった。 尚、本機の音声出力端子からはファミコン本体の内蔵音源のみの音が出力可能で、ディスクシステムやカセット側に登載の拡張音源の音の出力には対応していない。 スーパージョイカード(スーパーファミコン用) 1991年8月23日発売。サイズは純正コントローラーより一回り大きく、A、B、X、Yボタンに連射を割り当てが可能(L、Rボタンに連射設定は不可)。前期と後期と製造ロットに違いがあり、後期ロット版はコードが2.2メートルと従来品よりも長くなっており、パッケージイラストにボンバーマンが使われ『スーパーボンバーマン2』のリリースに合わせて発売された。また、スーパーボンバーマンシリーズでは、ある裏技を実行するのに本機が必要なのが恒例となっていた。 SBOMジョイカード(セガサターン用 1996年) 1996年7月19日発売の『サターンボンバーマン』に合わせて『SBOMマルチタップ』と同時販売。読み方は「エスボンジョイカード」。形状はセガサターンの純正品とは大きく異なり、中央にボンバーマンを配置した個性的なデザインが特徴。本体カラーは白。セガサターンの純正パッドと異なりABCボタンとXYZボタン6個とも全て同じサイズに統一されている。連射速度は秒間26発で全ボタン個別に連射設定が可能。連射設定がホールド、連射、ノーマルという方式となった。この他にもポーズ連打によるスロー機能と、ハドソンのゲームのみで裏技を実行できるHuポジションが実装されている。 また、単品売りの他にも、ソフトとパッドとマルチタップの3つがセットになった『サターンボンバーマン Party Pac』も発売。更に翌年1997年11月には『サターンボンバーマン ファイト!!」発売に合わせ、パッド2個とマルチタップをセットにした『SBOM 対戦パック』も発売されている。 Huポジションスタートボタンの上にあるスロースイッチを中央のHuポジションに合わせると、ハドソンのサターン用ソフトに限り本機を使用時のみ発動可能な裏技が実行という独自仕様が実装されていた(例:サターンボンバーマンでは隠しステージが出現する)。 ジョイカード64(NINTENDO64用) 1997年8月に発売。A、B、Zボタンに連射割り当てが可能で、スロースイッチでのスタートボタン連打によるスローモーションも可能。サターンのSBOMジョイカードと同じくスロースイッチ中央にはHuポジションが実装されており、ハドソンのゲームに限り発動する裏技が実行できる仕様が盛り込まれていた。この他に3Dスティックの向きが調整が可能なアジャスト機構がある(3Dスティックを引っ張るとスティック部を捻るように動かせる)。サイズは純正品とほぼ同じだがグリップ部分の形状が異なる。また、プレゼント企画用の非売品に『Jリーグ イレブンビート1997』Jグリーン版と『パワーリーグ64』Pブルー版のスケルトン仕様のものもあった。 ジョイカード(MSX用) 他のジョイカードと形状も異なりコードも左から出ており連射機能も無いノーマルなパッド。ファミコンのジョイカードが「ジョイカード.mk2」という名称で発売なのはこちらを先にリリースしていた所以であるとされる。コネクタはATARI規格。 ジョイカード スーパーII(MSX用) コードを本体中央から出す仕様にして連射機能が付いたもの。速度は最大秒間15発と単発のノーマルの切り替えのみ。コネクタはATARI規格。 ジョイカード スーパーX(MSX、X1、X68000用) ファミコン用のジョイカードMK.2の発売後に、同じデザインと機能でMSXやPC用に発売。スタートボタンとセレクトボタンのあった部分には製品ロゴが入れられた。コネクタはATARI規格。ファミコン用とは違って連射速度はパッケージの表も裏も最大秒間16.5発と表記されている。
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