カマキリ軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 05:50 UTC 版)
「銀牙伝説WEEDオリオン」の記事における「カマキリ軍」の解説
カマキリの息子達(アイリッシュ・ウルフハウンドの雑種) 前作に登場した法玄軍の幹部、カマキリの子。カマキリ軍が奥羽軍と敵対し始めた最中に生まれたらしい。総勢3匹で皆、父であるカマキリによく似た容姿だが、毛色が異なる点で判別は容易である。なお、彼らによると、前作で最終的に生死不明のまま物語から姿を消したカマキリはすでに死亡しているとのこと。また、3兄弟の母が息子たちが成長するのを見届けてからカマキリ軍を去ったというエピソードやカマキリがかつて側近を殺害したというエピソードも描かれている。 楽園崩壊に乗じて、黒脛巾の名を利用し戦力を募り奥羽を狙っていたが、本物の黒脛巾組が制圧に乗り出したためにシリウスを連れて奥羽を放棄。広島県に戻って部下の訓練を行う中でシリウスを兵士として育て上げ、四国侵攻を実施する。しかし、奥羽軍と山彦の合同軍に圧倒されて軍団は崩壊。シリウスの必死の説得により一命を取りとめ、命からがら四国の地を後にした。その後は奥羽軍、山彦軍と合流し、伊賀の赤目山を本拠地としている。 政宗軍との決戦の後、ベラを連れてきた実母とその一家と再会。母との再会に互いに涙を流し喜び合っていた。 赤カマ(赤カマキリ) 長男。カマキリ軍の実質的なボス。単に「カマキリ」「ボス」と呼ばれる場合には彼を指す場合も多い。兄弟の中でも最も父カマキリに似ており、一際血の気が強く、仲間である部下や弟にも容赦のない乱暴な態度で接している。一方で弟思いな一面も合わせ持っている。奥羽軍を長らく親父の敵として憎しみを抱いていた。シリウスの手柄に評価もする反面、何よりも怒りの感情が優先され、その際は道理、理屈、かつての手柄も関係なく痛めつける。その様は父のカマキリに酷似しているらしい。政宗からの使者を殺したことなどによる群れの危機的状況を目の前にしても自己の感情を優先させる姿に兄弟、及び彼を慕うはずのシリウスを含む部下達から見限られ、袂を分かつこととなったが、道中の雲斎の説法もあり、放浪の末に行方不明の母の再会を経て改心を自覚、最終的には総大将とも言葉を交わし和解、奥羽軍に入っている。後に自身を助けてくれたオリオンに感謝の涙を流すなど完全に改心したようである。 カマ次郎 次男。三兄弟の中ではもっとも良心を持ち、群れ全体の必要を考えることができる冷静さを持つ。兄の行きすぎた暴行に歯止めを利かせるといった面も。シリウスの才覚をいち早く認め、一目置いている。山彦戦で重症を負い、同じく抜刀牙を受けた政宗同様後遺症に悩まされながらも兄の暴走を止めようとし、群れのため、三兄弟のために奮起するシリウスに感謝の涙を流す。シリウスの仲介で奥羽軍に合流する途中に「あいつはいい奴だったと言われたい」と兄に優しさを示すよう最後に諭し力尽きる。その言葉の通り、群れの大半が涙を流してその死を悼んだ。 黒カマ 三男。次男同様母親の気質を多く受け継いでいる。本来の穏やかな一面はシリウスとの関わりの中で芽生えていき、シリウスが赤カマの逆鱗に触れた時には身体を張って庇うことが多い。また兄のカマ次郎が重症化した後は、兄に代わって群全体とシリウスを思いやる言動が目立っていく。政宗の台頭を前に、怒りに任せた赤カマの言動に見切りをつけ、奥羽軍へと群れを導くことになった。後に黒脛巾の援軍戦や決戦で活躍する。 英二・重樹 (えいじ・しげき) カマキリ軍の構成員。山彦軍に加勢しようと四国に訪れたオリオンたちに紛れこみ、山彦軍の偵察をした。しかし、小十郎に見破られ英二は逃走、重樹は捕らえられる。次回作では登場しているため、生かされたと推測。
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