アルナベルツ教国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/25 08:13 UTC 版)
「ラグナロクオンラインの舞台」の記事における「アルナベルツ教国」の解説
ルーンミッドガッツ王国の北西、シュバルツバルド共和国の西に位置する国。国土の大半は荒野で、多くの国民は貧しい生活を強いられている。 豊穣の女神フレイヤを信仰しており、国土が貧困なため信仰の深さが根強く、主神オーディンを信仰するルーンミッドガッツ王国とは宗教的に対立している。シュバルツバルド共和国も一応オーディン信仰の国であるが、こちらは信仰の対象と言うよりも学術の研究対象という意味合いが強いため、表立って対立はしていない。なお、対立しているのはあくまで宗教面だけであり、同盟を結ぶなど国交はあり、冒険者も普通に行き来している。 フレイヤ信仰に基づく宗教国家で、教皇を頂点とし上位の神官がそれを補佐する。当代の教皇はまだ幼く、施政も上位の神官などによって行われている。しかし神官たちも一枚岩でなく、幾つかの派閥に分かれている。 元々、他国からの移住者による開拓で建国された国であるらしく、国民の人種は多種多様で統一されていないが、その一方で「先住民」と「移住者」のどちらを先祖に持つかと言う階級差別のような風潮が残っている(開拓と建国に貢献した移住者(の子孫)の方が地位が高いとされている)。建前では差別はしていないものの、移住者で尚且つ地位のある者が先住者と結婚するのは大変な恥であるとされるなど、差別は根強い。 首都ラヘル (Rachel) 2007年7月3日実装。 宗教国家アルナベルツ (Study capital of Arunafeltz) の首都。街の北にフレイヤ神殿が存在する。なおこの神殿は元々建造された目的が「来るべき外敵の襲来に備える」という「城」のようなものだったらしいが、当時のラヘルはかなりの小国であり、そもそもラヘルに対して興味を持っている国がなかったため、結局使われずじまいだったらしい。 フレイヤ信教の信徒の礼拝が行われる宗教的中心地であり、国政を司る行政機関でもある。神殿は広大であり、礼拝に使う大部屋から大神官が常駐する個室、教皇の住まう空中庭園まであるが、それだけではなく、ごく限られた上層部の一部の人間しか立ち入る事ができない(建前上は教皇を含めたいかなる者でも立ち入れない)「聖域」と呼ばれる区域が秘密裏に存在する。 ベインス (Veins) 2007年10月23日実装。 峡谷にある砂塵の都市。アルナベルツ教国の第2の都市で、名のとおり砂漠の峡谷にひっそりと、隠れるように存在している。この地では「メタリウム」という価値ある鉱石が採取でき、それを知った多くの人々が訪れるようになった結果、大神殿に認められるほど大きな都市へと発展し、近年では飛行船発着所を建設し飛行船の航行ルートへの編入の計画が持ち上がるまでになった。 メタリウムの用途などは実際に採掘を行う現地住民には一切知らされておらず、またこのメタリウムを扱った事が原因と思われる体調不良に悩まされる者もいるようだが、賃金が現地の他の仕事よりも遥かに高いため、何も言わずに採掘に従事する者も多い。 付近にはアルナベルツの聖地「トール火山」が、さらに街を覆い隠すように聳え立っている。 名もなき島 (Nameless Island) 2008年3月4日実装。 ベインスの南方にある、名も無き小さな島。島の中央には神官が暮らす修道院があり、その周辺には農民が暮らす家屋や畑がある。昔は静かな静養地だったらしいが、今は人影が全く無い。 島に名前がないのは、かつて島の独占を目論んだ狂信者たちによって島の存在が秘匿されたため。現在この島の存在を知るものは上位の神官などごく一部の人間だけであり、何故人が居なくなったのか、何が起こったのか等の事情は殆ど分かっていないのが現状である。 事件が発覚したのは「偶然確保した他国の要人」の扱いに困ったアルナベルツ教国側が一時的な軟禁場所として修道院を選んだが、その後音沙汰が無くなってしまった事がきっかけである。異常に気づき調査団を送り込むこととなったが、調査に送られた人員は殆どが戻ってこず、戻ってきても恐怖のあまり正気を失っており、情報としてはまったく何も掴めていない。なお、ルーンミッドガッツ王国で「ゲオルグの呪い」に見せかけて王子が毒殺された事件で使われた毒の原料の植物がこの島で見つかっている。 朝と夜とでは異なる顔を見せる特殊な街で、夜にはモンスターが徘徊する危険な場所となる。そのため通常の街とは異なり、カプラや道具屋などの補助NPCは設置されておらず、戦闘不能になるとペナルティを受ける。 派遣された冒険者によって集められた、この修道院にかつて暮らしていたと者のものと思わしき日記などから得られた情報によると、この修道院にいた「ヒバム」という大神官が神への信仰を捨て邪教に染まり、異界から悪魔の王「ヴェルゼブブ」の召喚を試みた事が原因であると推測される。結果、ヴェルゼブブの召喚には成功するものの、それは到底人の手で御しえるようなものではなく、島は悪霊とゾンビが跋扈する異界へと変貌を遂げた。召喚を行ったヒバム自身もそれに巻き込まれ、人ならざる物へと成り果てて島を彷徨っている。
※この「アルナベルツ教国」の解説は、「ラグナロクオンラインの舞台」の解説の一部です。
「アルナベルツ教国」を含む「ラグナロクオンラインの舞台」の記事については、「ラグナロクオンラインの舞台」の概要を参照ください。
- アルナベルツ教国のページへのリンク