アメリカ海軍関係者
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スタイガー 声 - 大塚周夫 アメリカ太平洋軍司令官。階級は大将。シーバット計画の首謀者。 「シーバット(やまと)」脱走に伴い、第3艦隊・第7艦隊を投入して拿捕及び撃沈を図る。 ボールドウィン アメリカ大西洋艦隊司令。階級は少将。 アラン・B・ランシング 声 - 小林清志 第3艦隊司令。階級は少将。 旗艦であるミッドウェイ級通常空母「ミッドウェイ」で指揮を執る。沖縄沖海戦では、「やまと」を掩護する日本の海上自衛隊第2護衛隊群を攻撃し、タイコンデロガ級イージス艦「ヴァリ・フォージ」のハープーンでしらね型護衛艦「くらま」を撃沈する。その後、あさぎり型護衛艦「あさぎり」も損傷させたが、「やまと」のチャフ入りのハープーンで電子機器を一時的に無効化された後に魚雷攻撃を受け「ミッドウェイ」を沈められたのを皮切りに、次々に艦艇を失う。 リチャード・ボイス 声 - 小村哲生 ニミッツ級原子力空母「カール・ヴィンソン 」の艦長で、第7艦隊司令も兼ねる。階級は大佐。感情的な性格の持ち主で、ランシングからは「ヒステリック・ボイス」と呼ばれているが、海江田の発言によると叩き上げの優秀な軍人らしい。 「カール・ヴィンソン」で指揮を執り、「シーバット」の拿捕又は撃沈を謀るが海江田の戦闘国家「やまと」独立宣言に翻弄される。 ジョン・アレキサンダー・ベイツ 声 - 堀内賢雄 シーウルフ級原子力潜水艦「アレキサンダー」艦長。階級は大佐。 米政界の名門ベイツ・ファミリーの養子となったベネズエラ生まれの孤児。自分を受け入れてくれたベイツ・ファミリー、特に義兄のノーマンに多大な感謝と信頼を寄せており、ノーマンを大統領におさめ、自らは統合参謀本部議長になる夢を描いていた。 オーロラ作戦ではノーマンと連携し、最新鋭艦の能力を駆使して「やまと」を追い込む。しかし、ノーマンとの立場の違いから来る戦い方・位置取りの差異を海江田に読まれ、ノーマンの艦を撃沈されてしまう。なおも気力を奮起し闘うが、氷塊下での激戦の末部下の命を最優先にと考え、肉弾戦を回避し降伏する。 その勇猛果敢な戦いぶりは、海江田をして「今まで遭遇した中で最強の艦」と言わしめた。 その後も「アレキサンダー」の艦長を務めており、艦内にて深町の演説を聞いている様子が描かれている。 ノーマン・キング・ベイツ 声 - 田中秀幸 シーウルフ級原子力潜水艦「キング」艦長。階級は少将。 ベイツ・ファミリーの長男で、ジョンの義兄。ジョンとの連携プレイで「やまと」を追い詰める。 僚艦「アレキサンダー」の戦術によって格好の位置から「やまと」へ魚雷を発射するが、その動きを読んだ「やまと」の雷撃を受け戦死する。 次期大統領候補の一人と称されたほどの人物。 戦死後、ジョンが艦長を務める「アレキサンダー」の艦内に、彼の遺影が掲げられている。 アレックス・P・ナガブチ キティーホーク級通常空母「ジョン・F・ケネディ」艦長。階級は大佐。 日系アメリカ人で軍人の父を持つ。ネルソンと比べて理知的で聡明。「自分が何者なのか分からなくなった時は仕えるもののために私心を捨てることができる日本の侍精神を思い出すこと」を父から教えられている。ローリング・サンダー作戦で「やまと」に挑むが、「やまと」が戦意を見せなかったため、攻撃を中止する。その後、対潜ヘリ攻撃隊で新たに攻撃を行うが、五ヶ国原潜の登場と「やまと」のニューヨーク港への強行突破を防ぐことはできなかった。 ケリー・J・ネルソン ニミッツ級原子力空母「エイブラハム・リンカーン」艦長。階級は大佐。 攻撃的で頭に血が上りやすい熱血漢でアメリカを象徴する人物の一人。ナイアガラ・フォールズ作戦などで襲いかかるも「やまと」には探信音による戦略で終始翻弄されていた。しかし、ニューヨーク沖海戦における最終判断は、責任者にふさわしい冷静な判断であった。 テレンス・B・カーバー 声 - 筈見純 第3艦隊所属の最新鋭艦である、タイコンデロガ級イージス艦「ヴェラ・ガルフ」艦長。階級は大佐。 沖縄沖海戦で第3艦隊が大きな損害を受ける中、辛抱強く「やまと」の捜索を続け、発見後は「レイク・エリー」「ケープ・セント・ジョージ」と連携して戦闘を行う。海江田に「石の橋も渡らぬ艦長か?」と評されるほど非常に慎重な性格で、「やまと」への攻撃に通常より爆薬量を増した対潜魚雷を使う。魚雷の爆発で巻き上げられた土砂に埋まった「やまと」に、念を入れてとどめを刺そうとするが、その攻撃を脱出に利用されてしまう。その後アスロックを使ったオリジナル戦術で「やまと」を攻撃するも、予想を超えた「やまと」の攻撃に動きを封じられ、敗れる。大破した艦から脱出する描写がなく、生死不明。 デビット・ライアン 声 - 徳丸完 「シーバット(やまと)」オブザーバー。階級は大佐。 「やまと」独立宣言をはじめとする海江田の行動に反感を覚え拘束されるが、海江田達の思想や行動に一貫性とある種の正当性を感じ、米海軍人ながら「やまと」の理解者となる。 自走浮きドック「サザンクロス」沈没の際に「サザンクロス」クルーと共に陸上自衛隊のCH-47で脱出した。その後、ネイサン研究所長とともに、ホワイトハウスを訪れ、ベネットに海江田に対する意見を述べた。 ヘンドリック・ドール 声 - 稲葉実 アメリカ国防総省統合参謀本部議長。 北極海海戦及びニューヨーク沖海戦時に作戦の指揮を執る。後に彼も海江田の思想に興味を抱くようになる。モデルは湾岸戦争当時に統合参謀本部議長だったコリン・パウエルと、同じく陸軍大将で中央軍司令官だったノーマン・シュワルツコフ。
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