アメリカ渡航とは? わかりやすく解説

アメリカ渡航

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 19:35 UTC 版)

小栗忠順」の記事における「アメリカ渡航」の解説

安政7年1860年)、遣米使節目付監察)として、正使新見正興乗船するポーハタン号渡米する。2か月船旅の後、サンフランシスコ到着する。代表は新見であったが、目付小栗が代表と勘違いされ行く先々取材受けた勘違い理由として、新見はじめとして同乗者の多く外国人接したことがなく困惑していたが、小栗は詰警備役として外国人交渉経験があるため落ち着いており、そのため代表に見えたとされる。また「目付とはスパイのことだ。日本徳川幕府)はスパイ使節として同行させているのか。」という嫌疑受けたその際に「目付とはcensorケンソル)である」と主張して切り抜けたという。「censor」という役の重さが代表扱いされる一因かと推察される。 フィラデルフィアでは通貨交換比率見直し交渉挑んだ。これは日米修好通商条約定められ交換比率不適当で、経済混乱生じていたためである。小栗小判と金貨の分析実験をもとに主張正しさ証明したものの、比率改定までは至らなかった。しかしこの交渉に関して多くアメリカ新聞絶賛記事掲載する。また小栗ワシントン海軍工廠見学した際、日本との製鉄及び金属加工技術などの差に驚愕し記念にネジ持ち帰ったまた、訪米中にはブキャナン大統領謁見している。 その後ナイアガラ号乗り換え大西洋越えて品川帰着する帰国後、遣米使節の功により200石を加増されて2,700石となり、外国奉行就任する

※この「アメリカ渡航」の解説は、「小栗忠順」の解説の一部です。
「アメリカ渡航」を含む「小栗忠順」の記事については、「小栗忠順」の概要を参照ください。

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