その他の遠征軍人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 09:11 UTC 版)
「ミリオン・クラウン」の記事における「その他の遠征軍人」の解説
倭田 龍次郎(わだ たつじろう) 海洋遠征軍総司令官であり赤服筆頭。「2代目“海神”の化身」と言われている40代後半の男性。初代“海神”倭田辰巳の子孫であり、一真とは遠い親戚。30年前に日本諸島移住を成功に導いた立役者であり、極東で最も影響力を持つ。 昔は“極東の王冠”、“極東の至宝”と呼ばれた極東でただ1人の人類最強戦力だったが、15年前に不満や不安を抱える国民に駆り立てられた執政会の命令で、モビーディックと絶望的な戦いを強いられ、己の左腕を奪われて全盛期ほどの力は無くなっており、この戦いで戦友や最愛の妻も失っている。現在も遠征軍の太平洋遠征で陣頭指揮を任されている。長年補佐を任せていた藤堂を一五部隊に出向させた為、一人でスケジュール管理を行っている。 アラビア海の大海賊と並んで最強の流体操作型と呼ばれており、海底から侵略してくる王冠種に対抗できる稀少な存在。“海神”の化身と言われるだけはあり、数万トンもの水流を同時に操作可能。義手には有機流体物を仕込んでおり、極細の糸状の刃を飛ばすだけでなく、近接戦闘では瞬時に鈍色の壁へと変形させ、さらにはそこから槍衾を作って迎撃する。圧力操作にも長け、液体を高速発射するほか、常人なら一瞬で気を失うレベルの気圧変化の負荷をかけることも出来る。一方で卓越した剣技はなく、刀剣も護身用以上にはならなかった。 2年前のグリドラクータ海戦に加勢して悪王ヴァリトラの侵攻を食い止めた活躍から、シャンバラのエイラーワン将軍やアルジュナ将軍からは刎頚の友として一目置かれている。“天津大蛇”(アマツオロチ) 右手のグローブ型B.D.Aを起動させ、義手から幾千本にも分かれた銀閃の刃を蛇の如く操作する。 立花 雄二(たちばな ゆうじ) 海洋遠征軍・開拓部隊の第三部隊隊長。戦車や軍艦のメンテナンス、及びサルベージした資材の修繕作業を任されている。粗雑な外見の男性で、物ぐさな雰囲気があるが至って真面目な青年。横暴で押しが強く自分のスケジュールを押し付けてくるという欠点こそあるが、それ以上に誠実な人柄で、部隊長として部下からの信頼は厚い。九州出身。粒子体数値的には平均より少し上程度。兄・勇一の影響で技術者を志したが、すでに死別している。 九州遠征に参加した時、霧島シェルターを強襲したジャバウォックにより大打撃を受けつつも、“黄龍”が現れるまで時間を稼いだ。直後の“大山祇命”との決戦では、人間の技術に関心を持つジャバウォックに対する囮に志願し、技術班だけで構成される3国混成部隊の指揮を執った。 この一件での指揮官としての活躍を王から高く評価され、彼から引き抜きの話が龍次郎に行ったこと、極東でも技術部門に力を入れていく方針が固まりつつあったこともあり、規定の数値を下回っていたものの、半年後、特例的に赤服に昇進。その際、人類が次のステージに進むには、粒子体で進化した人類は1人で国を背負えてしまうという才能の格差を埋める必要があり、その為に重要なのは技術者ではないかと一真に諭され、赤服として最前線で戦う決意を新たにする。 常盤(ときわ) 軍艦“ドレイクⅡ”の艦長。 桂井 志津代(かつらい しずよ) 第八部隊の隊長。25歳で3児の母。開拓部隊には12歳から所属している。何も出産前日まで働き詰めで出産翌日には出勤していたという伝説を持つ女傑で、逆らってはいけない女性トップスリーの1人。南国生まれの健康的な魅力を慕う者が多い反面、大の男顔負けの男前っぷりに恐れおののく者も少なくない。 ヘレン 開拓部隊の女医。逆らってはいけない女性トップスリーの1人。
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